灼熱の「映画&ドラマの艶ヒロイン」を総直撃!<異彩を放つ「ATG」傑作選> (2/2ページ)
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本作の桜井浩子(71)は、その筆頭でしょう。当時、特撮ドラマ「ウルトラマン」の清楚な女性隊員役で知られた彼女が、いきなりヌードになったのだから、私などアゼンとしたものです。
スワッピングやレイプなどで見せたスレンダーな彼女の体は、実はとてもエロティック。独特の性表現に定評のある実相寺昭雄監督の好みの肉体だった気がします。どこか痛々しい感じもする裸体で、それがサディスティックな性的嗜好性を誘うのかもしれません。
■「サード」(78年)
森下愛子(59)の肉体のすばらしさを感じさせる作品です。これまでに多くの女優が裸になってきましたが、彼女の裸の美しさは天下一品だと思います。乳房のキレイな形と柔らかい感じが、全体の肉体のバランスの中で芸術的な均衡を保っているからです。
ヤクザ役の峰岸徹に体を買われて、濃厚なセックスを強要される場面では、フィニッシュのあとののけぞった、あられもない姿態が描かれ、とても官能的でした。森下愛子は、あの時代の女神と言ってもいいでしょう。
■「青春の殺人者」(76年)
原田美枝子(58)の巨乳ぶりは、日本映画の歴史の中で特筆すべきです。本作では、素っ裸で水谷豊と対峙するシーンで、彼を見ながら髪に手をやりニヤッとします。ここは、彼女の土臭い小悪魔的な魅力が全開するシーンで、ゾクゾクするほど官能的です。
少しかすれた声質も、はすっぱな感じがあり、日本人離れしたダイナミックな裸体と込みで、彼女の魅力を強烈に押し出します。ひょっとして彼女の官能性は、その声質のほうに比重があるのかもしれません。