江戸吉原のライバルだった?度々のピンチを乗り越えた人気の深川遊里 (2/2ページ)
一切よりも長く遊びたい客のために、延長込みの「時挟み」という仕組みもありました。ロングタイムがない場合は、「直し」といって追加料金を支払います。この「直し」は茶屋にも歓迎され、茶屋からのサービスとして直し肴が供されたそう。昼夜通して、または昼だけ夜だけ買い切る「仕舞」というのもあり、何日に行くと約束すると、その日はほかの客の前に姿を現さないのだとか。
『深川の雪』喜多川歌麿
遊女屋では客から指名が入ると、まずは茶屋の仲居や船頭が検番に行って遊女の名札を確かめます。これを「札を見る」といい、名札が裏返しになっていると、客が付いているということでした。
深川で働く女は、芸者と遊女の2種類。吉原の芸者は春を売りませんが、深川の芸者は客の求めに応じることもあったとか。といっても、客の人柄やタイミング、お金次第です。あっさりとした楽しみを満喫できる、粋な客ならばOK。たとえお金は十分でも野暮な客は、きっとNGだったのでしょう。
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