窪田正孝『僕たちがやりました』好評価もワースト5.2%で低迷のワケ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ヒロイン・永野芽郁の心はすでに朝ドラ?

 また、若手俳優を中心としたキャスティングは、数字を持つ俳優の存在が必要不可欠なのだとか。

「主人公の窪田然り、過去に主演を務めた経験のある役者たちも、全体的に数字を持っている存在とは言えません。そのため『よく知らない俳優達が出ているドラマだから観ない』となってしまっているという声も多いようです。メインキャストには、来年放送の朝の連続ドラマ『半分、青い。』(NHK)でヒロインをつとめる永野芽郁(17)も出演しているものの、キャスト陣の知名度不足の印象は否めません」(前出・芸能関係者)

 永野に関しては、本作の出演が朝ドラへのイメージダウンにつながらないように必死だという声もある。やや過激なラブシーンが繰り広げられるドラマ内でも、永野は唯一純粋なヒロインとして描かれている。そしてこれも、朝ドラへのイメージ戦略なのだとか。

「永野サイドからすれば、“当たればラッキー”くらいの心持ちで、同ドラマはあくまで朝ドラまでの“繋ぎ的”な位置づけだと思いますよ。本作が不発に終わっても、永野にとっては、若手俳優たちがキャストで揃う経験は何かしらプラスになるでしょうしね。事務所としては、活動の軸を朝ドラに置いているでしょうから、本作で永野に対するイメージを崩さぬように気をつけているだけなのかもしれません」(同・関係者)

 清純なイメージを保つことはできても、「低視聴率」を朝ドラマで引き継ぐことは避けいたところだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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