2戦連続先発。ルーキー司令塔、東芝・中尾隼太の向上心、闘争心。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

  長崎北陽台高校から、小学校+中高保健体育の教員免許を取得できる教育学部に進学するため鹿児島へ向かった。3年時には地区対抗大学大会で準優勝。4年生になるとキャプテンに就き、九州学生選抜の一員にも。同選抜では同志社大と戦い、司令塔として際立った活躍(結果は34-48)をしたことでリクルーターたちの目に止まり、トップチームからオファーが届いた。

 岩手国体の成年男子(セブンズ)では鹿児島県チームの中心選手として準優勝に輝き、セブンズ日本代表にも選出される。ドバイ大会、南アフリカ大会ではサクラのエンブレムを胸に戦い、今年1月、鹿児島大の主将として戦った最後の舞台では地区対抗大会の頂点に近づく。結果的に2位に終わるも、「自分たちで考えて練習し、プレーしてきた時間が成長させてくれた」と言い切れる4年を過ごした。

 地方国立大でもやれる。チャレンジ、またチャレンジの4年間を過ごしたチームのリーダーから常勝を求められるチームの一員となり、求められるものが変わったことは感じている。

 試合メンバーに選ばれる責任。10番を背負う重さ。それらを強く感じるチーム内競争と、僅かな差しかない相手との激しい試合を毎週繰り返し、そこで結果を出し続けることが求められる。

「プレーの激しさは分かっていたことだし、体は1週間のリカバリーで戻りますが、やはり(頭の準備を重ねるなどの)メンタルの部分でキツイところはありますね。緊張もあれば、気を抜ける時間もあまりない。ただ、そういう環境の中で成長できると思っています。もっとチームがやりたいことをやれるようにしたい」

 負けたNTTコム戦ではNO8アマナキ・レレィ・マフィにタックルした際に鼻を強打して鼻血を出し、出血で一時交代。その後ピッチに復帰したが、今度は誰かの踵がふたたび鼻をヒットしてふたたび出血する目に遭った。

「最初は右の穴から出血して、そのあとは左の穴から…」

 両方の穴に綿を詰めて試合後のロッカーから出てきた。痛々しい姿だったが、「大きく腫れたりしていないので、病院には行かないと思います」。ひと息ついたら、すぐに次戦(9月1日/パナソニック戦)への準備を始める。

 入社してから体重が7㎏減った。

 しかし心は細っていない。

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