「毎日セックス」の意外な弊害とは? (2/2ページ)
「好き」ということ
セックスレスの人たちにお聞きしたお話と、反対に毎日セックスしている人たちのお話とを総合的にとらえると、もう「セックスが好きだから毎日やっている」としか、言いようがなかったりします。
もちろん、付き合いたてで燃えるようなセックスを頻繁にしたいときって、おそらく誰にでもあると思いますが、その時期を超えてなお「元気な人々」は、セックスが好きだから、毎日やっているわけで、そういう人たちを「お手本」としていいのかどうなのか?
セックスに限らず好きなことって、みなさん毎日やるでしょう。ジョギングが好きな人が、雨が降ろうと槍が降ろうと、とにかく走るように。あるいはクラシック音楽が好きな人が、毎日音楽を聴くように(そして聴きながら決して寝ないように)、好きなことは毎日、みなさん熱心にやる。
毎日セックスすることの弊害だからカップルでお互いにセックスが大好きで、毎日セックスしている人たちのことを、誰も非難することはできないし、同時に「すごいなあ」と思っても、マネする必要もないものです。
そういうことよりも、その弊害を知っておくことのほうが大切かもしれません。毎日ジョギングしたら、筋肉や骨が疲労して思わぬケガをすることがあるように、毎日のセックスにも弊害があります。
それはセックス以外のことにあまり興味が持てなくなる、ということです。毎日ではなく週3くらいなら、他のことにも興味を示し、それをやる暇もあるでしょう。でも毎日となると、他のことをやっている暇がない。
カップルで毎日セックスを楽しみ、そういう関係が死ぬまで続けばOKでしょうけど、カップルが別れてしまえば、お互いにまたセックス大好き人間を探さないといけない。これはある意味では大変なことです。
さらに、世の中にある美しい芸術などに触れる暇があればセックスをしたいわけですから、世界観が広がらない。歳をとっても「毎日セックス」なら、世界観が狭くてもいいのでしょうが、なかなか人間はそうはいかない。
若いうちから毎日セックスするのは、いいことのように見えていろんな弊害があります。セックスレスくらいがちょうどいいのかもしれません。
Written by ひとみしょう