ルーマニアきっての美城も!「カルパチアの真珠」とうたわれるシナイアの魅力 (2/3ページ)
豊かな緑に抱かれ、優雅にたたずむその姿はまさに絵画のような美しさ。

ペレシュ城は、初代ルーマニア国王・カロル1世が1875年に王室の夏の離宮として建設を始め、7年後の1883年に完成しました。現在、160はあるといわれる部屋の一部が博物館として公開されており、カロル1世が集めた美術品や調度品、武器などで飾られた華麗な部屋の数々を見ることができます。

ペレシュ城で最も壮麗な空間といえば、なんといってもメインホールの役割を果たしていた「名誉のホール」。クルミの木をふんだんに使った重厚感たっぷりの空間は、無数の精緻な彫刻で彩られていて、息を呑むほどの豪華さです。

建物全体としては、ドイツ・ルネッサンス様式で建てられていますが、なかにはイタリアやスペイン、トルコなどの装飾様式が取り入れられている部屋もあり、変化に富んでいてまったく飽きることがありません。

ペレシュ城と同じ敷地内にあるもうひとつの城、ペリショル城も見逃せません。1902年に完成したカロル1世の狩猟用の城で、ペレシュ城よりは控えめながら、細やかな木組みの装飾や複雑な屋根のシルエットが絵になる城です。