日野皓正の”往復ビンタ騒動”で芸能界に「体罰擁護派」が多い理由とは? (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■教育現場の意見としては「暴力は暴力」

 この一連の騒動については、ネット上でも賛否の声が分かれているようだ。「中学生が反省しているなら良い」「愛のムチだろう」という擁護の声もある一方で、「叩いて済むという問題ではない」「ほかにもできることがあったはず」という意見も多い。

「『何があろうが暴力はダメ』という声の傾向が多いようです。ネットユーザーの中でも、実際に中学生を持つ親たちは自分の子どもがこういうことになったらと思いながら今回の事件を見ているのではないでしょうか。実際に教育関連の識者からも、『行き過ぎだ』『暴力は暴力』という声が多く寄せられているようです」(芸能記者)

 ちなみに日野のビンタを受けた当事者の中学生と父親は、2日に『サタデーステーション』(テレビ朝日系)に出演し、父親は中学生が日野に昨年も怒られていることを語り、「またやらかしたと思って、(当該動画を)見たら、やっぱり悪いじゃんと思って」とコメントしている。また中学生も「いけないと思ったことにはガッツリ叱って、根本から変えてあげようという愛があると思う」とコメントし、親子で報道内容について誤解があると訴えかけている。

 当人同士が和解している部分もあり、事態はそのまま収束に向かいそうだが、時代の変貌とともに、教育としての体罰は良くない時代になっていることは間違いないようだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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