就活で必須の「学生時代に力を入れたこと」の書き方と答え方【例文つき】

就活スタイル

「学生時代に力を入れたこと」の書き方

エントリーシートや面接などで必ず聞かれると言ってもいいほど出てくる、「学生時代に力を入れたこと」という質問。たくさん聞かれるからこそ、よい評価をもらえるような回答を用意しておきたいものですよね。

アルバイトや部活動、学生団体などの活動、インターンなどさまざまな内容がある中、どのように選び、何をポイントに作っていけばいいのか、書き方を例文つきで徹底解説していきます。ぜひ就活に活かして、目的の企業に内定をもらえるようにがんばってみてくださいね。

■学生時代に力を入れたことを聞く意味

学生時代に力を入れたことがこれほど多く質問される理由としては、下記3つの理由があります。

1.経験として語れるものがないから
2.就活に対する準備度合いを確認できるから
3.仕事に対する姿勢を確認できるから

それぞれ、1つずつ詳しく説明していきましょう。

1.学生時代の経験からスキルを判断するため

学生の間は社会人のように仕事の経験がなく、仕事でどんなことができるか(できそうか)を判断できる基準が存在しません。対して社会人は一律で社会人経験があるので、以前の職場で経験した事をヒアリングすれば大抵のスキルなどは確認することができます。

学生の仕事経験に代わるものとして質問されているのが「学生時代に力を入れたこと」なのです。学生によって何に力を入れたのかは違いますので、その学生が一番力を入れたものをヒアリングし、どのような仕事ができそうかを想像、確認しているのです。社会人でいう職歴を聞かれていると考えて、しっかり準備を行うことが大切です。

2.就活に対する準備度合いを確認するため

就活で一番質問される内容と言ってもいいほど質問される機会が多い質問ですので、その学生の準備度合いを答える内容で推測・判断することができます。絶対質問されるとわかっていながら準備が進められていないのであれば、仕事に対してもやらなくてはならないとわかっていながら準備不足の状態になる傾向があることがわかります。

仕事の経験がなくても、質問に対する答えや準備状況を見てその学生の物事に取り組む姿勢を判断することができます。この質問でこのようなポイントを見られていることは知っておきたいポイントですね。

3.仕事に対する姿勢を確認できるから

「学生時代に力を入れたこと」の内容を聞いていくと、その学生が真剣に取り組むときにどのような姿勢で立ち向かうのかを確認できます。お金をもらってプロとして行っていく仕事は学生時代に力を入れたことよりもさらに厳しい基準で行わなくてはなりません。

「自社の仕事を行う人材として持っておきたい姿勢をこの学生が持っているのか」という観点で面接官が話を聞いているのだと考えれば、何を軸としてこの質問に答えればいいのかがわかってきます。

軸がわかれば答えも用意しやすくなりますので、ぜひこの3つを意識して準備を行ってみてください。

■「学生時代に力を入れたこと」に盛り込みたい内容

「学生時代に力を入れたこと」に入れる内容として考えられるものをご紹介していきます。

・大学のゼミや研究内容
・部活動
・サークル
・学生団体などの活動
・インターン
・アルバイト

ほかにもたくさんありますが、中でも代表的なものをご紹介します。

<大学のゼミや研究内容>

学生時代の場合は特に学校の選び方などで取り組むものの方向性、描いているキャリアとのブレがないかを確認されることがあります。自分が大学を選んだ基準の1つとなるゼミや研究内容である場合、どのように力を入れたかを話すことで一貫した自分の計画を知ってもらうことができます。

面接官にその経験が仕事で何の役に立ちそうかを話すことができると、さらに評価が上がりますので、そこまで考えて準備してみましょう。

<部活動>

部活などの上下関係がある組織でどのように動いていたかを聞くことで、その学生の能力を判断することができます。企業も上下関係があり、上司の意向や周囲の意見を理解し、配慮して行動することが求められます。

また、長としての経験があればどんなことで組織が停滞してしまうのか、あるいは上司が何を求めているのかを推測できる場合があります。上下関係や組織という複数の人間がいる中であなたはどんなことを意識して行動し、どのような成果を得ることができたのかを説明すると、面接官としてはあなたが仕事でどのように動けるかイメージを置き換えやすくなるのでおすすめです。

<サークル>

サークルも部活動と同じく上下関係がありますが、部活動よりも縛りが少ないため、組織としての方向性がブレやすいと言えます。そのような組織では運営するときに問題が生じやすく、それをどのように解決したのかを話すと、どのような点に配慮して動くことができる学生なのかを面接官に知らせることができます。

<学生団体などの活動>

学生団体など活動目的がはっきりしており、意識が高い学生が集まっている環境では普段の学生生活よりも得られることがとても多い状態です。何の目的でその学生団体に入ったのか、その中であなたが学んだことは何なのか、学生団体に入る前と入った後で自分の考え方にどのような変化が訪れたのかを伝えることが大切です。

<インターン>

インターンの場合は短期と長期で学ぶ内容に違いがあります。短期の場合は就業体験というよりも仕事に必要な考え方などを学ぶもの、長期の場合は実際に就業体験をして得られたことなどを伝えることができます。

なぜやろうと思ったのか、やってみてどうだったか、やってみて得られた仕事選びの軸、インターンで学んだ仕事で大切な考え方などを伝えることが非常に大切になります。

<アルバイト>

アルバイトでもチームワーク、店舗運営に必要な知識、新人教育、売上を立てる力、企業への貢献方法を知るなど、さまざまな学びがあります。アルバイトを始める前とやってみた後にどのような気持ちや技術面での変化があったかを書き留めておきましょう。

また、仕事に役立つなどの目的を持ってアルバイトを選んだ場合、実際働いてみてどのような知識を得ることができたか、身につけるべき能力を得ることができたかを伝えるようにしましょう。

■何を基準にして「学生時代に力を入れたこと」を選べばいいのか

学生時代力を入れたことの書き方

次に、どのような観点で「学生時代に力を入れたこと」で伝える内容を選んだらいいかをご紹介します。選び方、書き方、答え方を下記3ステップでご紹介していきますので、参考にして自分を最大限アピールできるようにしましょう。

1.自分の志望業界や企業が求める人材を調べる

自分がアピールしたいと感じることと、企業が聞きたいことが合ってないとせっかくアピールしても無駄になってしまう可能性があります。合否に大きく関わるステップですので、慎重に行ってください。

業界研究・企業研究を済ませ、企業が求める人材を自分の言葉で説明できるまで理解してください。書いてあることをそのまま書くという方法だけだと書類や面接で相手に伝えた場合に就活本の受け売りと思われてしまう可能性があります。そうならないためにも、自分の言葉に噛み砕いておきましょう。

2.その能力がついた自分の経験をピックアップする

学生の場合は仕事の経験を積むことはできないので、近しい経験、あるいはその仕事に役立つ能力や必要になる経験などをピックアップすることが大切です。

例えばIT業界のエンジニアとして就職したいと考えた場合で考えると、独学でプログラミングをしたことがあるという経験や、エンジニアとしてプログラム開発をするときに必要な論理的思考力が身についた経験などを伝えましょう。ディベートの経験で論理的な考え方や相手に理解しやすく伝える能力が身についた、インターン中にプレゼン用の書類作成を任され、仕事に必要な論理的思考力を身につけることができたなどの経験を話すのがおすすめです。

具体的にどのような工夫をしたかも含めて書く・伝えることをすると、より先方にも伝わりやすくなりますよ。

3.その経験を結論・理由・事例の順番で伝える

上記のような経験を書く・話す場合も論理的に伝えるように心がけることが大切です。結論・理由・事例の順番で伝えると、非常に理解しやすくなります。書類を読む場合も、面接で質問に回答する場合も、「この話はいったいどこがゴールなのか?」を受け手側に考えさせず、内容に集中してもらうためにまず結論から伝えるのが鉄則です。

会話のゴールが判明した後にその詳細を説明されれば、集中も途切れず、コミュニケーションがうまくとれるため、結果的に相手がより自分のことを知ってくれる可能性が上がります。

<「学生時代に力を入れたこと」の例文>

「私は高校時代から独自のシステム開発を行ってきました。これは課題提出の時間を削減し、時間をかけるべき調査に時間を割いて他の人のレベルを超えるものを提出したいという風に考えたからです。

結果、狙い通り単純作業になってしまう部分をシステム化することで自分の時間を捻出し、調査する時間を確保できるようになりました。その結果、課題の精度を高めることができました。」

このような順番を意識しながら伝えることで、論理性を持っていることが伝わるだけでなく、相手にも理解してもらいやすくなります。

■学生時代に力を入れたことの書き方まとめ

就活で頻出する質問の「学生時代に力を入れたこと」の書き方・答え方をご紹介しました。何を見られているか、どのようなポイントを押さえて作成すべきかがわかれば悩むことなく作成できるはずです。

大したことをやってきていないと思っている人でも、アルバイトやサークルなどの活動、授業の経験はあるはずです。どの活動でも取り組み方次第で経験できること、身につけられることは違います。

自分の過去を深く掘ってみると自分でも気がついていなかった自分の強みを発見することができます。ぜひあなたもこの記事を参考にして自信を持てる就活を展開してみてくださいね。

執筆:高下真美

新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

「就活で必須の「学生時代に力を入れたこと」の書き方と答え方【例文つき】」のページです。デイリーニュースオンラインは、ガクチカエントリーシートES好印象第一印象カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る