香川県・小豆島の農村歌舞伎舞台を活用した 地方発だからできる音楽・食のイベント「風が吹いてきたよ 小豆島・肥土山音楽祭」 10月22日(日)開催 (2/3ページ)
共通するのは、島の先人が大事にしてきた産業や文化を将来にわたり、守っていきたいということ。
小豆島の文化の象徴のひとつである、「農村歌舞伎舞台」。
かつて島内に30以上(仮設舞台を含めると、140以上!)もの歌舞伎舞台がひしめく芸能の島でした。江戸時代には、島内に役者が溢れ、想像もできないぐらい賑わっていたのではないかと思います。数多くあった農村歌舞伎舞台も、現存するのはここ肥土山と、隣の中山地区の2箇所のみ。かつての島の賑わいを思い起こさせる農村歌舞伎は、今でもそれぞれの舞台で年に1回開かれ、地域の方々の手によって、300年以上伝承されています。
島にこんな素晴らしい文化を継承してくれていることに、敬意を払うとともに、何かを通じてもっと多くの人にこの場所と文化を知っていただきたい、と次第に考えるようになりました。また、この一帯は棚田が連なる美しい里山でもあります。この素晴らしい舞台と文化、景観を後世に伝えていくためには、舞台を活用していくことがひとつ重要なことだと考え、“どこにもない”“ここでしかできない”農村型音楽祭を企画いたしました。
「風が吹いてきたよ」は、小豆島で受け継がれた文化を象徴する舞台と周辺エリアを活用し、肥土山地域の方々、そして島民の有志が中心になって創りあげる新しいお祭りです。肥土山には、豊かな自然と田畑があり、人々の心に響く「何か」があります。都市部では感じることができない、自然の中で感じる瑞々しい感覚。小豆島の人々と自然が生み出すローカルビビッドを感じてもらい、小豆島だけではなく日本の地方の素晴らしさを知るきっかけになってもらえれば嬉しく思っています。
豊かな環境で音楽を聴きながら、大切な人とゆっくり時間を過ごしていただけたら ─
そして、いつもの生活の中で新しい風が吹くことを願っています。