【世界の街角】オスマン朝の遺産が残るブルガリアの古都・プロヴディフでトルコ文化に触れる (2/2ページ)

確かに、トルコで最も有名なモスクであるイスタンブールのスルタンアフメット・ジャーミィ(通称ブルーモスク)などに比べると、まだまだ美的に洗練されているとは言い難く、むしろ素朴な印象を受けます。
このモスクは現役の祈りの場として機能していて、イスラム教の礼拝の時間になるとアザーン(礼拝への呼びかけ)が鳴り響き、イスラム教徒の男性が祈りを捧げにやってきます。礼拝中以外は、非イスラム教徒の見学も可能。女性は入口でローブまたはスカーフを借りてから入場します。
アラビア文字や精緻な幾何学模様で覆われたモスク内部は、神聖な静けさが漂う空間。原色を多用せず、色彩が抑えられているぶん、穏やかで優しい印象です。

ジュマヤ・ジャーミヤを見学したら、ぜひ併設のカフェにも足を運んでみましょう。
チャイ(トルコ紅茶)やトルコ・コーヒー、トルコのスイーツなどが楽しめる人気のカフェで、モザイクランプやトルコ陶器で飾られた店内は、すっかりトルコの雰囲気。ここがブルガリアだということを忘れそうになります。

トルコでおなじみの小さなチャイグラスに入ったチャイと、お米が入ったライスプディング。甘党さんは、甘ーいシロップをかけたパイ風のお菓子、バクラバにトライしてみるのもいいでしょう。

ブルガリアでオスマン朝の遺産に触れるというユニークな体験は、さまざまな文明が花開いたプロヴディフの重層的な歴史を肌で感じるのにぴったりです。
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