斉藤由貴が不倫認めて女優生命が終了?過度のバッシングに業界内から苦言も (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■芸能界から過度の不倫バッシングに苦言で賛否

 そんな中、芸能界からは不倫疑惑を徹底的に追及する風潮を疑問視する声が続々と上がっている。

 教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏(70)は、12日付の『スポーツニッポン』に寄せたコメントで「最後までクリアにさせる必要はあったのか」と指摘。「不倫はよくない」とした上で「一番傷つくのは子供たち。離婚問題が起きた家庭の子供が荒れるケースを何度も目にしてきた」と双方の子供たちを気遣い、斉藤が公に不倫を認めたことについても「誰の得にもなっていない」と苦言を呈した。

 また、女優の中江有里(43)は12日放送の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)で「なんでこんなに石を投げつけるようなことをしなければいけないのか」と怒りのコメント。落ち度を徹底的に叩く世間の風潮に対して「本当に清廉潔白でなければ仕事ができないというなら、多分ここにいる誰もができません」とも訴えた。

 さらにマツコ・デラックス(44)は11日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、不倫疑惑で民進党を離党した山尾志桜里元政調会長(43)の一件に触れて「ちょっと叩き過ぎ。その人の人生を終わらせてしまうぐらい根こそぎやってしまう」と現状を分析。続けて「悪口を楽しんでるんじゃなくて、人殺しを楽しんでいるようになっちゃってる」と指摘し、バッシングの過熱ぶりに警鐘を鳴らしている。

 これにネット上では「同意、連日ここまで叩かんでもいいだろって思う」「よそ様の家庭のことをとやかく言う必要ないもんな」「不倫報道に辟易としてる視聴者も多いのでは」と賛同の声が続出。その一方で「斉藤由貴は会見でウソついてたんだから当然の報い」「芸能人はイメージ商売だから仕方ないのでは」といった意見も多く、賛否両論となっている。

 このまま「不倫報道ブーム」はさらに過熱していくのか、芸能界からの苦言をきっかけに落ち着いていくのか。斉藤の不倫騒動は単なるスキャンダルで終わらず、昨今の風潮に一石を投じることにもなったようだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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