大学に通うというのは、とてもお金がかかることです。勉強したいけれど、お金がない……。そんな人のためにあるのが、奨学金。奨学金のおかげで大学に通えるのはありがたいことだと思いますが、奨学金につきものなのは返済です。返済するのはまだこれからだけど、すでに不安……そんな方はどれくらいいるのでしょうか？ 実際に調査してみました！




■あなたは奨学金を受給している学生ですか？

はい 174人（42.9％）
いいえ 232人（57.1％）

■将来、奨学金を返せるのかすでに不安を感じていますか？

はい 105人（60.3％）
いいえ 69人（39.7％）

■その理由や実際にあったエピソードなどを具体的に教えてください。
＜はいと答えた人＞

●返済額が大きいから

・莫大な借金なので今後お金に余裕がなさそうだから（男性／22歳／大学4年生）
・あまりにも金額が大きいから（男性／19歳／大学2年生）
・利子がつくから（女性／21歳／大学3年生）
・返済額が最大まで借りていて、20年に渡って返し続けなければならないから（男性／22歳／大学3年生）

●将来が不安だから

・不景気で何があるかわからないから（男性／23歳／大学4年生）
・社会人で、お金がたくさんもらえると思えないから（女性／19歳／大学2年生）
・就職しても、給料が低すぎるから（男性／25歳／大学3年生）
・就職できるか自信がないから（女性／20歳／大学2年生）


＜いいえと答えた人＞
●計画的に返していけばいいから

・少しずつ返していけばいいから（女性／21歳／大学3年生）
・しっかり返していく予定（女性／19歳／大学1年生）
・自分の努力次第でどうにでもなるから（男性／20歳／短大・専門学校生）
・社会人になる見込みがあり、返済額も把握しているから。（男性／23歳／大学院生）

●返済しなくてよいから

・給付型奨学金だから（男性／19歳／大学2年生）
・返済不要の奨学金ですから（女性／22歳／大学4年生）
・給付型だから返す必要がないから（女性／19歳／短大・専門学校生）
・使ってない（女性／22歳／大学4年生）

4割以上の方が奨学金を受給していて、そのうちなんと6割が返済に不安を感じているとのこと。あまりに大きな金額に、不安感が付きまとっているようです。不安でないという方は、返さなくてよい給付型の奨学金をもらっているから、という意見がよく見られました。

いかがでしたでしょうか？ 「奨学金」という名前ではありますが、貸与型の場合その本質は借金、借りたお金です。いつか必ず返さなくてはいけません。そんな返済の不安をかかえている大学生が少なからずいることがわかりました。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2017年8月
調査対象：大学生男女406人