民進党消滅で政党助成金150億円の奪い合いに?”解散総選挙”の黒幕とは誰なのか (2/2ページ)
■その実態は希望の党ならぬ”野合の党”
ただ同時に、やる時はやるケンカ度胸だけは持っているのが小池都知事だ。今回、安倍首相の放った矢を万全の体制では受けられなかった。そこで狙ったのが、支持率低迷から抜け出せない民進党だった。全国組織と資金が無い希望の党と、それらを持ちながら票を取れない民進党は、まさに割れ鍋に綴じ蓋。
「民進党の前原誠司代表(55)は共産党との共闘はイヤだし、党内左派も本音では切りたい。そこへ小池都知事が、民進党の政党助成金150億円(注2)にヨダレを垂らして近づいてきた。小池さんらしく最初は安全地帯に居て、若狭勝氏らに(民進党との合流を)任せる気だったが、それは前原氏が拒否した。小池という看板が無ければ意味が無い、と」(政治部記者)
前原代表と小池都知事は、1993年に政権奪取した日本新党の同僚。意識してか無意識か、「あの夢よもう一度」と類似した行動を取っている。
「こういう白と黒を混ぜてしまう手法は明らかに小沢一郎(75)的。実際に犬猿の仲だった小沢氏が、前原代表に接近中だった(注3)。また小池都知事の背後には小泉純一郎氏の影(注4)がチラついています」(同・記者)
歴代の<ぶっ壊し屋>の薫陶を受けたゆえのウルトラC合流だったのか……。なんにせよ人気と組織と金を一つにしたつもりかも知れないが、憲法、安全保障、原発、外交など、政策や政治姿勢、あるとすれば理念が両極端でバラバラなのも、言うまでもない。<野合>と言われても反論できまい。
つまり看板をかけ替え、ラベルを貼り直したとしても中身は民進党だけに、「ガラクタはガラクタ」との声も出ている。小池都知事は一定の基準を持って民進党の候補者を面接する(注5)というが……。
「(希望の党との合体は)悪魔との握手だ」(民進党・有田芳生参院議員・65)
「(合体)提案は、(民進党)両院議員総会で承認されました。まずは(略)総選挙で安倍政権を打倒することです」(悪魔発言から一日後の有田芳生参院議員)
こういう人を排除できないと、小池サンもガラクタだってバレますよ。
(注1)インネン…野党もメディアも、1~2ヶ月前まで「安倍首相は解散して信を問え」と連呼していた。
(注2)150億円…プール分も含む。
(注3)小沢一郎の前原接近…結果、自由党も希望の党に合流する見込みだ。
(注4)小泉純一郎の影…小池氏は小泉氏に希望の党代表を打診したと言われている。
(注5)候補者を面接…小池氏のこういう所にも、小沢一郎の影響が色濃い。
著者プロフィール

コンテンツプロデューサー
田中ねぃ
東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ