世界遺産の町、リトアニアの首都・ヴィリニュスで見るべき美しい教会6選 (3/3ページ)
燃え上がる炎のようでもあり、成長する樹木のようでもある、どこか大地のエネルギーを感じさせる躍動的な姿から目が離せません。
・精霊教会
ヴィリニュスの町を彩るのはカトリック教会ばかりではありません。精霊教会はリトアニアにおけるロシア正教の中心的存在。
しかし、その建物はヴィリニュスでよく見られるバロック様式で建てられていて、本国にあるロシア正教の教会とは趣の異なるユニークな教会です。
色とりどりの装飾やイコンで覆われたカラフルな内部の祭壇前には、1347年に殉死した3人の聖人の遺体が安置されています。治癒の力があると信じられている遺体に向かって、信者たちが熱心に祈りを捧げる光景は神秘的。
・聖ペテロ・パウロ教会
大聖堂から川沿いを東に進んだところにある教会。観光の中心部からはやや離れているものの、わざわざ足を運ぶ価値のある教会です。
数多くのバロック様式の建築物を擁するヴィリニュスのなかでも記念碑的な存在で、その美しさから「リトアニアバロックの真珠」とうたわれています。
そのわけは、内部を埋め尽くす2000以上の漆喰彫刻。ここにある彫刻は一つとして同じものはないといわれていて、その精巧さと多彩さにただただ息を呑むばかりです。
ヴィリニュスが歩んできた歴史を体現する教会の数々。これらは、観光スポットである以前に今も変わらない人々の信仰の場であるからこそ、いっそう清らかで美しく感じられるのでしょう。
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