2人目はまだ?ママを悩ます「2人目ハラスメント」の対処法
2人目のお子さんを作る・作らないというのはご家庭の問題でもあると思うのですが、それにも関わらず、他人が「2人目はまだ作らないの?」というような発言をして、不快にさせてしまうことがあるようです。
子どもは授かりものなので、周囲の人は好奇心やお節介などで無神経に発言することは、避けなければなりません。
今回は「2人目ハラスメント」について、詳しく特徴や対処法を解説していきます。
2人目ハラスメントとは

既に1人目の子どもがいる人(主に女性)に対し、周囲の人が「2人目は作らないの?」などの質問をし、聞かれた側が不愉快な思いをするような場合を指します。
正式な医学・社会学用語ではありません。
2人目ハラスメントの具体例
親戚

特に義理の親や義理のきょうだいから、子どもは2人以上産むのが当然というような文脈で、「2人目はまだ?」と聞かれることで、プレッシャーやストレスを感じる方がおられます。
特に1人目の妊娠出産で大変な思いをした方、周囲の援助が得られず育児・家事・仕事などの両立に苦労している方、「男の子を産め」などという注文をつけられている場合はなおさらでしょう。
ママ友

本来なら家族計画に口を出す権利はない赤の他人(ママ友、職場の人など)に「2人目まだ?」と言われると、どうしてそんなことを他人に言わないといけないのかという憤りが湧いてきます。
ママ友が「子どもは2人いないとかわいそう」などという1人っ子反対派で、すでに2人目・3人目がいる場合は、価値観を押し付けられる苛立ちも生じます。
職場

職場の人の発言の場合、「2人目をもうすぐ作る予定なら、仕事の割り当てなど配慮しなければ」という親切心から聞いている場合もありますが、セクハラに当たる可能性もあります。
特に、2人目を欲しいと思って妊活中なのにうまく行っていない場合や、欲しいけど経済的な理由や自分の病気などで妊活できない場合には、さらに辛い思いをすることもあるでしょう。
2人目を作るのはいつがベスト?

正解はありません。
普通分娩であれば産後1カ月以降、帝王切開であれば半年から1年経過していれば次の子作りはできます。
いつ妊娠するにせよ、妊娠しながらの育児が可能かどうか、もし自分が入院となった場合に育児を誰かに任せられるかを検討する必要があります。
1歳差
上の子が身の回りの行動(食事、排泄、着替えなど)が自立しておらず育児は体力的には大変になりますが、上の子のイヤイヤ期やトイレトレーニングの面倒を見ながらよりは精神的には楽かもしれません。
きょうだいの年齢が近い育児を一度で済ませられる・赤ちゃん返りがさほどないという利点があります。
3歳差
入園・入学などのタイミングが同じになるので経済的に負担が大きいとも言われますが、上の子が幼稚園卒園と同時に下の子が入園すれば、制服をそのままお下がりにできるといったメリットもあります。
年齢が離れていると、お母さんのお腹が大きくなる過程を見せたり、赤ちゃんが成長していく過程を見せることができ、勉強になるという利点もあるでしょう。
2人目を作る前に夫婦で合意しておくべきこと

1人目の世話
■ 入院中
妊娠中に切迫流産や早産で長期入院・安静が必要になる可能性があり、その場合に上の子の世話全般を替わってくれる人がいるかどうかを考えておく必要があります。
■ 出産後
1人目の子の世話をしながら2人目の育児をする必要があり、特に2人目を外に出せない新生児期に、1人目の送り迎えや行事がある場合の対応を考えなければなりません。
金銭面
子ども1人にかかるお金は大きなものです。これは学費や食費だけではなく、母親が育児のために休職・離職することによるロスや、家・車などを大きなものにしなければならないことも考える必要があります。
2人目ハラスメントの対処法

相手の知的好奇心を満たす場合
ある程度真実を言ってしまえば、相手の知的好奇心が満たされるのでそれ以上聞いてこないかもしれません。
返答例)
「欲しいとは思っているが、まだその時期ではないと思っている」
「1人でいいと思っている」
「欲しいと思っているがなかなか授からない」
相手の状況に合わせる場合
相手を持ち上げ、相手の苦労話や自慢話を聞いてあげると、相手も機嫌よく話題を引っ込めてくれるかもしれません。
返答例)
「あなたは2人いてすごいですね、2人いて大変ではないですか?尊敬します」
一番手ごわい親戚の場合
2人目が欲しいと思っている場合、返答の仕方によっては意外と助けてくれるかもしれません。
返答例)
「お金がないから無理なんです」
「もう少し人手がないと、安心して産めない」
不妊治療中の2人目の妊娠

1人目を妊娠した時より数年は年を重ねているので、1人目は自然に妊娠したのに2人目には不妊治療が必要だったという場合もあります。
逆に、不妊症で1人目を妊娠するまで大変苦労したのに、2人目は拍子抜けするほど簡単に妊娠したという場合もあります。
自然妊娠は無理ということが分かっている方の場合、2人目を得るためには不妊治療が必要になりますが、多くの不妊治療クリニックは、患者さんへの心理的負担を考え、子ども連れでの受診を禁止しています。
その為、子ども1人を抱えて不妊治療をするのは、子どもを預かってくれる環境や安静にできる環境がなければ難しいです。
最後に医師から一言

子どもを何人・いつ産むかについて正解はなく、欲しいと思っても妊娠できなかったり、妊娠しても流産などで出産にたどり着けない場合もあります。
自分も周囲に価値観を押し付けたり、子どもが1人もいない人や結婚していない人を下に見て不用意な発言をしていないか気をつけてみるのもよいでしょう。
(監修:Doctors Me 医師)