負けても死んでもへこたれない!出雲の神・大国主命の冒険は波乱万丈 (2/3ページ)

Japaaan

力の無さは知恵と人柄でカバー!根の国の大冒険

根の国へ行った大国主命を出迎えたのはスサノオの娘であるスセリ姫で、彼女と大国主命はすぐさま恋仲になります。娘が若造にぞっこんなのが寂しいと言うか、つまらなかったのでしょうか。スサノオは大国主命を「こいつは地上から来た不細工男、葦原醜男(アシハラシコオ)だ」と見下した態度を取り、蛇のいる洞穴に泊まらせます。

そうした父親の仕打ちに反発したのが親譲りの勝気さを持つスセリ姫で、彼女は蛇を大人しくさせる領巾(ひれ)、ショールのような布を大国主命に与えます。次の日にハチとムカデの部屋に入れられた時も毒虫に対処できる領巾を差し入れて、父神の悪だくみを頓挫させてしまうのです。

ここまで読み進めると、大国主命は武勇らしきものを発揮していないどころか、その心優しさに惹かれた周囲の人々や生き物に救われ、ヒントを与えられてひらめいているのに気が付きます。大国主命は、少々頼りなくても人柄・仁徳で周囲の助力を得て勝ち進むヒーローの先駆けでもあるのです。

スサノオを出しぬけ!根の国からの大脱走

さて、弱虫でお人好しの男が娘の彼氏で、脅しても怖気付く気配もないのを見たスサノオは音を発して飛ぶ矢、鏑矢(かぶらや)を大国主命に探させ、彼を焼き殺してやろうと火攻めを決行します。

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