初めてのセックスが消化不良……でも別に悪いことじゃない!
何事も最初が肝心とは言いますが、最初に全力投球しても、スタミナが切れてしまって後が続かないものですよね。仕事だろうと趣味だろうとこの法則は当てはまるもので、自分のペースというものは勢い以上に大事にしなければなりません。
当然、男女の関係であってもそれは例外ではありません。特にセックスなんて、最初に頑張り過ぎる男性は確実にその後、回数を重ねるごとにクオリティがダウンしてしまいます。初めてのセックスの印象が良いというのは、長い目で見ればそんなに素晴らしいことではないのです。
これ、ことあるごとに書いているのですが、しつこく何遍でも書きます。どんな男性だって、1回目のセックスは大興奮しているので、相手が誰であろうと入念に愛撫もするし、挿入してもすぐに終わらせないように頑張るし、体位も色々試すものです。
男性のセックスでの興奮の度合いって、正直に言えば10回ベッドを共にした美人より、初めてセックスをする普通の女性との方が数倍興奮するものです。これはもう男性の習性みたいなものなので、しょうがないことです。
最初のセックスのクオリティというか、ボリュームというか、濃度が高いのは、半ば当たり前のこと。だけど、男性は毎度そのボリュームを維持する気力や精力は持ち合わせていないことがほとんど。時間が経てば経つほど、加齢で色々と衰えていくわけですし、相手への執着や征服心も弱まります。
初めてのセックスの濃度が高ければ高いほど、女性からすると関係を重ねるごとに鮮度は落ちて感じられるようになるのです。
ほら、あなたも心当たりはありませんか? 初めての夜ではやたらと色んなところを愛撫してくれたり、一晩で数回もしてくれた相手が、数ヵ月後には淡白なセックスしかしなくなったという記憶が。
よほどの性豪でもない限り、初めてのセックスで印象的なアプローチをガンガンする男性ほど、その後は一気に淡白なセックスに収まってしまいがちなのです。最初のベッドインが素晴らしいということは、その後のギャップが大きい可能性が高いと覚えておきましょう。
それとは反対に、しばしば最初のベッドインの時点で「あれ? あんまりがっつかない人なのかな?」と思ってしまうような、ちょっとあっさりしたセックスをする男性もいます。こういう男性は、最初にガツンとインパクトを相手に与える気力というか、意識が希薄に見えますよね。
これ、実際そうです。わざわざ最初のセックスで相手に強い印象を与える必要性がないと思っているから、淡々としているわけです。
この手の男性は自分にある程度自信があり、セックスだけで相手を虜にするつもりも特になくて、普段の自分を最初から見せてもどうにかなってきたタイプがほとんど。いわゆる余裕を持ったモテ男、というわけですね。
しかもその後ずっと淡白なセックスしかしないというわけでもなく、実際にはやろうと思えば濃密なセックスもできます。能ある鷹は爪を隠すと言いますが、まさにそのタイプと考えておきましょう。
なんせ彼らは、最初のセックスであまり印象に残るプレイをしてしまうと、今度はそのときの印象を乗り越えなければならない、一般的な男性のジレンマを知っている節まであります。そういう状況になって焦らないためにも、最初から自然体でのセックスをしているのです。
むしろ最初がやや淡白なセックスと感じられたら、その後のベッドインではそれ以下のクオリティのセックスになることは滅多にはありません。ということは、交際を重ねてもセックスの尻すぼみが感じられないということです。
初めてのセックスというのは、男性側の性のスタンスを見抜くこれ以上ないポイントになります。「最初が肝心だし、俺以外の男に見向きも出来ないような強烈な奴をお見舞いするか!」となってしまうのが、普通の、そこら辺に溢れている男性の特徴です。そりゃ最初のインパクトは強いものですが、いかんせん後が続きません。
一方で、ある程度自分に自信がある男性は、いきなり最初に実力以上のセックスをしてしまうと、その後の夜の関係がしんどくなることを知っています。自分に自信を持つということは、自分の力量と限界も分かっているということになりますので、決して無理をしません。交際において長続きしやすいのも、こういう男性の特徴。
どちらが良い彼氏になるのかは、もう明白ですね。
Written by 松本 ミゾレ