本当にあった事件の「実録“艶”シーン」大全(1)鑑定士が選ぶ「極旨」の6篇 (2/2ページ)
華奢な体に不釣り合いな、イタリア女優のような釣り鐘形の巨乳がすばらしい。じっくりと映るお尻も張りがある。現実の事件とは関係のないサービスシーンでしょうが、これだけでも見る価値のある映画です。
一方、ノンフィクションに忠実であると思われるのが、38年の「津山30人殺し」を題材にした小説が原作の「丑三つの村」(83年、富士映画)。事件を忠実に、というより、夜ばいの風習を忠実に再現している。
まず驚いたのが、池波志乃(62)が、夜ばいに来た古尾谷雅人を手コキでイカせるシーン。手コキなんて、一般映画史上あまり見たことがありません。さらに五月みどり(78)も騎乗位ファック。2人は女優魂みなぎった「抵抗感のない濡れ場」を演じ、安心して見ていられます。
しかし、デビュー翌年の田中美佐子(57)には厳しかったようで、胸をはだけたまま正常位で突かれるシーンからは、「本当は濡れ場をヤリたくない」の雰囲気がぷんぷん。ならば、絶品のツヤ肌から乳房までじっくりと拝める全裸入浴シーンのほうがいい。
近年では、65年の女子高生籠の鳥事件をもとにした小説が原作の「完全なる飼育」(99年、東京テアトル)の、小島聖(41)がすごい。パッツンパッツンのボディはとても女子高生には見えず、キャスティングに疑問符もつきますが、そんな疑問を凌駕する激しい濡れ場の数々。竹中直人から裸体に舌をはわされよがり、対面座位で上下に激しく動く‥‥など、とにかく見どころはたくさんあるので楽しめるでしょう。
そんな中、脱がずに日本中を熱狂させたのが、61年のホテル日本閣殺人事件をモデルにした「天国の駅」(84年、東映)の吉永小百合(72)でしょう。津川雅彦に、みずからの手を股間に当てさせられ、強制オナニー。すると吉永は、顔をゆがめ、「んんっ」と声を出す。たったそれだけで、全国のサユリストは大興奮したといいます。
ちなみに、当時の一般映画界は濡れ場の演出が未開拓で、ピンク映画の助監督を呼んで指導してもらったという話も聞きます。とすると同映画では、80年代名濡れ場を緒形と競い合った津川のことですから、彼のアドリブで、吉永に強制オナニーさせたのかもしれませんね。
実際の事件を題材にすると、演じる側は身が引き締まり、見る者は想像力をかき立てられるもの。イコール、濡れ場からも一般作品からは得られないリアリティが胸に迫り、興奮度も高まるのではないでしょうか。