残留は退団希望の裏返し?FA宣言見送りの中田に「トレードなら、獲得しやすい」の声 (2/2ページ)

リアルライブ

好成績を残せばボーナスがつく出来高もあるそうだが、中田にとってこれ以上の屈辱的なシーズンはなかったはず。しかし、こんな声も聞かれた。

「いや、フリーエージェントでの獲得なら多額な出費となりますが、交換トレードなら余計な出費はありません。『中田が動く』のはこれからではないか?」(ベテラン記者)

 成績だけを見れば、日ハムも得点圏打率1割9分5厘の選手に2億円も払いたくないはず。通常、日本のプロ野球チームは過去の実績、人気、チーム内における影響力も加味して契約更改やチーム編成を行うが、日ハムは違う。年齢的に上積みの期待できない選手、とくに高額年俸となったベテラン選手をドライに切り捨ててきた。過去、大物選手がFA宣言しても見送るだけだったのは、そうしたチームビジョンがあったからだ。中田が移籍前提で去就を考えていたのは、先輩たちの処遇を目の当たりにしてきたからだろう。

「外国人選手の補強に動いている球団が獲得に失敗したら、交換トレードが検討されるはず。FA権を行使しなかったことで、中田は獲りやすくなったと見るべき」(前出・同)

 とはいえ、今オフの日ハムは“異例”も多い。FA宣言した増井浩俊投手(33)に対し、「宣言残留」を認めた。他球団との交渉が決裂した場合、チームに残ってもいいと伝えており、こうした温情はかつて見られなかった。大谷翔平のポスティングシステムによる米球界挑戦があり、投打ともに大幅な戦力ダウンが避けられないからだろう。

「清宮の一軍キャンプ帯同は確実です。清宮が1年目から活躍できる保証はありません。しかし、一軍投手に対応できる、スピードに付いて行けると判断すれば、教育の一環で試合にも使ってくるでしょう」(前出・プロ野球解説者)

 清宮と中田はポジションがかぶる。同じ一塁手として伸びしろの多い18歳と、ロートルの28歳のどちらを使うかは明白だ。球団関係者によれば、日ハムナインは今年度の1位入札選手が清宮だと知ったのは、ドラフト会議の1週間から10日前だったという。その時点で、中田は“考えること”がたくさんあったはず。中田自身、トレードをひそかに期待しているところがあるのではないだろうか。

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