世界遺産の迷宮都市、神のお告げで生まれたモロッコの古都・フェズ (2/3ページ)

城壁に囲まれた町には、自動車が入れない細道が網の目のように張り巡らされ、モスクやマドラサ、ザーウィヤ(霊廟)といった中世イスラム建築が点在しています。

迷い歩いていると、突然とんでもなく精巧な彫刻が施された壮麗な建物に出くわしはっとさせられるのです。

しかも、それらの建築物は単なる歴史の遺産ではなく、今も現役。ここで暮らす人々の日常に欠かせない信仰の場や社交の場として活躍しています。

自動車が入れない以上、ここでの物資の運搬手段の主役はいまだにロバか人力。ただでさえ狭い路地をロバや台車がふさぎ、渋滞を起こすのは日常茶飯事です。

フェズは古い町並みを多数抱えるモロッコのなかでも、「タイムスリップ」という言葉が最もよく似合う町でしょう。