小倉百人一首成立は動乱の時代!時代の主役たちを支えた女房の和歌3選 (2/3ページ)
皇嘉門院別当
88番「難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき」
皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう)は、崇徳院の中宮・聖子(皇嘉門院)に仕えた女官です。本名や生没年などは知られていませんが、父は太皇太后宮亮・源俊隆、祖父は大蔵卿・源師隆ということが分かっています。
彼女の主人である中宮聖子は、摂政・藤原忠道の娘で、摂政・藤原兼実の姉でした。
百人一首に取り上げられている別当の歌は、中宮の弟である兼実が右大臣だった時に開催された歌合せで詠まれた歌であることが、出典の『千載和歌集』の詞書から分かります。
画像出典:小倉百人一首殿堂 時雨殿
殷富門院大輔90番「見せはやなおしまのあまの袖たにも ぬれにそぬれし色はかはらす」
殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)は、後白河天皇の第一皇女で、百人一首にも取り上げられている式子内親王の姉である亮子内親王(殷富門院)に仕えた女官です。
