【世界遺産】中世ヨーロッパの知の殿堂!スイス、ザンクト・ガレンの修道院 (2/2ページ)

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内陣にある、立体感のある豪華な彫刻が施された聖歌隊席も目を見張る美しさ。息を呑むほどに見事な空間が、かつての修道院の豊かさを今に伝えています。

ザンクト・ガレン修道院最大の見どころといえるのが、付属図書館。スイス最古の図書館にして、世界最大級の中世の図書館でもあり、およそ17万冊を誇る蔵書のほとんどが現在でも読める状態を保っています。

特に古く価値のあるものを除き、申請すればほとんどの本を閲覧室で読むことができるほか、1900年代以降に発行された本は貸出も行っているのだとか。中世の知の殿堂は、その役割を変えながらも、知の集積としての価値を失ってはいないのです。

残念ながら修道院付属図書館内の撮影はできませんが、優美な天井で彩られ、10万冊を超える蔵書がびっしりと納められたロココ様式の空間は圧巻。2000冊を超える中世(8~12世紀)の写本や、「世界最初の楽譜」といえるグレゴリオ聖歌の楽譜など、度重なる火災や戦争をくぐり抜けてきた貴重な書物や資料が世界遺産としての価値を高めています。

中世ヨーロッパにおける学問の発展を支えた、ザンクト・ガレンの修道院。まるで美術館のような付属図書館を訪れたら、その美しさをしっかりと目に焼き付けてください。

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