天才テリー伊藤対談「マギー司郎」(1)東京に憧れて16歳で家出をしました (2/2ページ)
それが東京の情報で「東京ってすごいところだな」と素直に信じてしまったんです。何しろ「キャバレーに行くとモテる」とか、いいことしか書いてなかったですから。
テリー それ、たぶんアサ芸ですよ(笑)。
マギー アハハハハ、それで16歳の時に東京へ家出しちゃったんです。
テリー えっ、まだ学生なのに?
マギー いえ、その時は「手に職をつければ生きられる」と親に言われて、近所のタンス屋さんに手伝いに行かされていました。木を切ったり、カンナをかけてばかりで、毎日「地味でイヤだなぁ」と思っていたので、布団1組だけ持って出て行ったんです。
テリー 家出ということは、もちろん親には内緒ですよね?
マギー そうですね。ですから朝早く、みんなが寝ている間にこっそりと。すぐ上の兄貴は僕を応援してくれて、庭の隅で飼っていたウサギやニワトリを売ってお金を作ってくれたり、さらに「これだけじゃ足りないだろう」と、家の米俵1俵をリヤカーに乗せて、遠くの米屋へ売りに行くのをつきあってくれましてね。
テリー 青春だなァ。東京に来て、まずどんなことを始めたんですか?
マギー 最初に働いたのは、お姉ちゃんがいっぱいいるキャバレーなんです(笑)。僕はそこで2年ぐらい、カウンターで飲み物を作ったりしていました。
テリー あ、本当にキャバレーに行ったんですか!
マギー ええ、福富太郎さんが経営していた池袋のお店なんですよ。
テリー へえ、あの頃の福富さん、「キャバレー太郎」なんて呼ばれて、納税額1位にもなるくらい儲けていましたものねェ。
マギー そうです。福富さん、僕がテレビに出るようになると、すごく喜んでいただきました。