セクシー女優・紗倉まな原作の文芸小説が映画化 (2/2ページ)
あっさりと過去を認め、それがどうしたと居直るわけでもない自然体の雰囲気が独特で、これは本欄でもこの前紹介した『月と雷』の根無し草のようなフーテン女・草刈民代が演じたキャラクターとまるで“異母姉妹”のようで(ふてくされたタバコの吸い方まで似ている)、思わず見惚れてしまった。これは完全に女性映画。
女性観客が観て、何を感じるか? が重要かもしれない。題材がアダルトビデオという色眼鏡はこの際必要ない。『エミアビのはじまりとはじまり』(2016年)で若手漫才師役で主演した森岡龍など注目の男優も出ているのだが、今回は潔いほどに影が薄い。
「最低。」というストレートな題名が気になったら見て損はないはず。彼女たちが決して“最低。”ではないことが分かる。もちろん、“最高。”でもないんだけどね。そのさじ加減が味わいどころ。