【福原愛さんも利用】産後ケアセンターのサービス内容と選ぶポイント
福原愛さんが出産後に台湾の「産後ケアセンター」を利用し、11月中旬に無事退院されたことをブログで報告されました。(参考)
お母さんや赤ちゃんのフォローをしてくれる様々なサービスが受けられるようですが、「産後ケアセンター」とはどのような施設なのでしょうか?
今回は、産後ケアセンターのサービス内容や選ぶ際のポイントを医師に詳しく教えてもらいました。
産後ケアセンターとは

日本の病院や産科病院で出産した場合、1週間程度入院したあと自宅生活となりますが、以下の理由などで利用できる施設になります。名前は「産後デイケア」「産後ショートステイ」「産褥入院」など様々です。
・1週間だけでは母体の回復が思わしくない
・赤ちゃんの世話に不安がある
・育児や家事を手伝ってくれる家族がいない
昼間だけ通う場合と宿泊する場合があり、お母さんの食事を提供し、赤ちゃんの世話や授乳についてアドバイスしてくれます。
また、赤ちゃんを預かって面倒を見てくれ、その間にお母さんが休養を取ることができる場合もありますが、母子を離さない方が良いとして預からない方針の施設もあるので、詳細については事前に確認が必要です。
各自治体にこのようなサービスがあるはずですので、保健センターや役所の母子手帳をもらった課や保健師にご相談ください。
産後ケアセンターのサービス内容

お母さんの身の回りの世話
食事の提供は行われますが、洗濯ができるかなどは施設により異なりますので、結局家族の協力が必要な場合もあります。
赤ちゃんの世話および世話方法の指導
授乳、沐浴、着替え、オムツ替えなどの方法は、入院中にも教えてもらえますが、方法が不安な場合は指導を受けられます。赤ちゃんの体重の増え方や発達・発育についてもアドバイスをもらえます。
乳房ケア
母乳の出が悪い、出すぎる、乳腺炎などのトラブルの相談ができたり、マッサージなどのケアを受けられる場合もあります。
心理的サポート
マタニティブルーや産後うつなどの相談ができます。
その他
施設によっては、上のきょうだいも一緒に入院できることがあります。
産後ケアセンターを利用する際に持参するもの
施設により異なります。お母さんや赤ちゃんの服を貸し出ししてくれることもあります。おむつ、ミルク、哺乳瓶、おしりふき、沐浴用品などは提供されます。
出産で入院した際に必要になったものと同じ用意で良いでしょう。
産後ケアセンターの費用

健康保険は適応されません。自治体と連携している場合は、収入に応じて補助金が出る場合があります。
一例では、産後ショートステイ(宿泊を含む)では収入によって1泊600円〜15,000円です。自費の場合は1泊30,000円程度のこともあります。
産後ケアセンターを選ぶ際のポイント

□ 費用
□ 個室か大部屋か
□ 出産した施設から産後ケアセンターまでの移動手段
□ 家族がお見舞いに通うことができる距離か
□ どの程度の世話をしてもらえるか
□ お母さんが疲れた時に赤ちゃんを預かってもらえるか
■ 出産後の施設間の移動は慎重に
入院が長くなると荷物が多くなります。出産後、会陰の傷や帝王切開の傷跡があるお母さんが、首のすわらない赤ちゃんを抱いて、大荷物を持って歩くのは難しいです。
誰の手助けも得られないという場合は、出産した施設から産後ケアセンターへの移動や、産後ケアセンターから自宅への移動をどうするか、よく考えておく必要があります。
産後ケアセンターの注意点

総合病院の産科、産科病院、助産院などが、出産する人がいない場合の空き部屋を利用して受け入れをしているため、いつでも利用できるという訳ではありません。
出産はいつになるか予定が読めないため、予約をしておくという訳にもいきません。
多くの場合は利用したいという意志を連絡だけしておいて、実際に何日から利用するかは産後の入院中に再度連絡して部屋の空きを確認し決めるということになります。
利用できる日数には制限がある場合もあります。
最後に医師から一言

産後ケアセンターは費用の負担が大きいという場合、産褥シッター・産後ヘルパー・ドゥーラなどに自宅に来てもらって家事や育児サービスを利用することもできます。
保健センターがサービスを紹介していたり、ベビーシッター会社や家政婦派遣会社が提供していることもあります。
ただ、ファミリーサポートは、赤ちゃんの世話は生後6カ月以上でないとできない場合があり、家事手伝いしかできないこともあるので必ず確認しましょう。
出産前に産後の生活をイメージするのは難しいと思いますが、様々なサービスを比較し、ご自身に合ったものを選びましょうね。
(監修:Doctors Me 医師)