カツサンド発祥の地でいただく、由緒正しき美味しいトンカツ / 東京都文京区湯島の「井泉 本店 (いせん)」 (2/4ページ)
例えば、広島のソウルフードの1つといってもいいほどの名店「肉のますゐ」のトンカツに、長野県木曽町にひっそりとたたずむ「しらかべ」のパンケーキのようなトンカツ、そして新潟タレかつ丼発祥の店、新潟県・新潟市「とんかつ太郎」など、全国に目を向ければ、数え上げる事すら難しいのだ。
そんな数あるトンカツの名店の中から、今回は上野広小路の名店「井泉 本店 (いせん)」をご紹介したい。
・カツサンド発祥の地、それが「井泉 本店 (いせん)」
こちらのお店、昭和5年(1930年)創業の老舗トンカツ店。
1930年といえば、ロンドン海軍軍縮会議が開催され、マハトマ・ガンジーがインドの独立を目指して「塩の行進」を行うなど、世界的に様々なうねりが産まれていた時代。
そんな時代に産まれたのがこちらのお店なのだ。
東京の花街として賑わっていた下谷(したや)の芸者たちの口元が汚れないように、時間がかからずにつまんで味わえるようにとこちらのお店の初代によって作られたのが、いまでは全国的に有名となっている「かつサンド」。
まさに新しいトンカツの時代を切りひらいたお店の1つ、それが「井泉 本店 (いせん)」なのだ。
・美しく柔らかいトンカツ、それが井泉の流儀
こちらのお店のトンカツは見た目にも上品なトンカツ。
箸でも切れるほど柔らかくなるような仕事がされたトンカツは、まさに芸術品と言っても過言ではない。