大学を休学する際の手続きはどうすればいい?

「休学」は、大学に在籍したまま大学を長期間休む制度のことです。留学や長期インターンシップ、また家庭の事情など、さまざまな理由で休学をする人がいます。読者のみなさんの周りにも、休学をした人、または休学中の人がいるのではないでしょうか。では、休学をするためにはどんな手続きが必要なのかご存じですか? 今回は、「休学の手続き」についてまとめてみました。
■休学手続きは大学ごとに微妙に異なるものの基本は一緒
大学を休学したい場合は、
●休学届を提出⇒学校から休学許可が出る⇒休学
という流れで手続きが進みます。大学ごとに申請期間や休学期間、休学期間の上限が異なりますが、基本的にはどこも上記のような流れになっています。
■休学の仕組みを知ろう
上でも記述したように、申請期間や休学期間、休学期間の上限は大学ごとに異なりますが、申請期間は
・休学する1カ月前(2カ月前)まで
のパターンが多いようです。「2週間前までに提出」など、ギリギリまで大丈夫な大学もあるようですが、いずれにしても学期が始まる前に申請する必要があります。大学によっては学期中に休学申請を受け付けていることもありますが、その場合は「授業料の免除」を受けることができなくなります。
次に休学期間ですが、自分で休学期間を申し出る場合と、大学で定められた期間から選ぶ場合の2つのパターンがよく見られます。自分で休学期間を申し出る場合は、最低期間以上(2カ月以上など)の日数を申し出て、休学許可をもらうことになります。大学で定められた期間は、例えば「1年ごと」「学期ごと」などがあり、ここから選ぶ形となります。
また、休学の上限は最大で2年間の大学が多いようです。もし休学したい場合は、自分の通っている大学の休学制度がどのようになっているのか、あらかじめ確認しておくべきでしょう。
■休学中の授業料は?
休学届の申請の部分で少し触れましたが、ほとんどの大学では休学中の「授業料」は免除、または一部免除になります。例えば東京大学の場合は、「原則としてその期間の授業料は免除」としています。京都大学でも、「前期または後期の初日から休学する場合にはその期の授業料は免除」となっています。国立大学は、定められた期間に休学届を出して許可を得るのであれば、基本的に休学中の授業料は免除となるのです。
私立大学は、「授業料の一部を支払う必要がある」「授業料は免除となるが、在学費(在籍料)が必要」など大学によってさまざまです。中には授業料や在学費以外にもお金を納める必要がある大学もありますから、休学の手続き同様に、休学中の授業料についても調べておくといいですね。
■休学届を出せばすぐに休学できる?
休学するために提出する休学届には、
・学籍番号
・氏名
・期間
・休学理由
・本人の印鑑、または自署
・保証人の印鑑、または自署
といった内容を記載します。保証人は例えば親などです。親の印鑑が必要なので、「親に黙って休学をする」のは難しいかもしれません。
休学理由次第では、別途書類を用意する必要も出てきます。例えば病気による休学である場合は、医師の診断書、留学の場合は修学計画書の提出が必要となります。
次に学部主任やゼミの担当教授との面談を行います。ここで休学届に書いた内容について説明をし、正当な理由で休学すると認められれば、休学届に教員承認のはんこをもらうことができます。教員承認のはんこがないものは大学で審査されませんから、これでようやく大学に提出できる休学届の完成です。
休学届を提出すると、面談を担当した教授を通して大学による審査が行われ、許可が下りれば休学できるのです。休学するにも、これだけの手続きが必要なのです。もし面談などのスケジュールが取れずに長引き、学期が始まってしまえば授業料の免除を受けることができなくなります。休学届の提出はできるだけ早いほうがいいでしょう。
また、大学奨学金の制度を利用している場合は、休学期間の奨学金についての異動手続きもしないといけません。大学の奨学金なら大学に、『独立行政法人 日本学生支援機構』など、学生の支援機関の奨学金を利用している場合は、その機関に手続きの申請を行いましょう。
■復学はどうすればいい?
休学から復学する際の手続きも大学によって異なります。一年ごと、学期ごとなど定められた期間の休学である場合は、休学期間が終われば自動的に復学となるケースがほとんど。そのため、休学を延長したい場合は、休学期間が終わる前に延長手続きをする必要があります。
中には復学届(復学願)の提出を求める大学もあります。例えば東京大学では、休学期間中に復学する場合だけでなく、自らが定めた休学期間が終わった際にも、復学届の提出が義務付けられています。
今回は「休学の手続き」についてご紹介しました。休学の理由は人それぞれですが、休学したい場合はこうした手続きを踏む必要があります。書類の提出に面談にとなかなか面倒ではありますが、あらかじめ手続きの方法を知っていれば、心の負担も少しは軽減されるかもしれませんよ。
参考:『東京大学』「休学・復学について」
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/graduate/procedures/absence-return/
(中田ボンベ@dcp)