作家がカメラで撮影する“意外なモノ”とは?―池井戸潤さんインタビュー(3) (2/2ページ)

新刊JP

フレデリック・フォーサイスの『ジャッカルの日』とかね。そういう小説をいつか書いてみたいですけれど、読者がついてきてくれるかなあ」

―このベストセラーズインタビューでは、3冊影響を受けた本をあげていただいているのですが、その3冊を選んでいただけますか?

池井戸 「まずは『エンプティー・チェア』でしょ。あとは『ジャッカルの日』。それと、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』ですかね。ああいうテイストの青春小説は最近受け入れられなくなってきているけれども、あって良いと思うし、ああいうのが面白いと思える余裕があるといいですよね」

―普段の池井戸さんについてお聞きしたいのですが、執筆時間はどのように取っていらっしゃいますか?

池井戸 「だいたい午前8時から12時まで、と考えています」

―では、ご趣味は?

池井戸 「ゴルフとか、最近やっていないけれどフライ・フィッシングとか、最近人に貸しちゃったけど、バイクとかね(笑)。あとはカメラですね」

―外に行って撮られているのですか?

池井戸 「そうですね。事務所の近所の写真を撮影したり。地面を撮ったりしていますよ。人が歩いている地面、そこをパシャっと。『flickr』という写真共有サイトにたくさんの地面をアップしています(笑)」

―最後に、このインタビューの読者の皆様に、小説の読みどころやメッセージをお願いします。

池井戸 「読者の皆さんが自分の生活とどこかでリンクするような小説を書いたつもりです。その部分を楽しんでもらいたいですね」

■ 取材後記
 丁寧に自分の小説に対する想いを語って下さった池井戸さん。小説に出てくる登場人物たちの動きや言葉が非常にリアルなので、どんな風にして人を分析しているんだろう、そして、池井戸さんは自分をどんな風に見ているんだろうと思いながらインタビューをさせていただきました。
 小説の読者からの反応を見て、「ここまで考えてくれていたのかと思うとすごく嬉しい」とおっしゃっていましたが、これからも読者が小説の人物たちを通して希望が持てるような小説を個人的に期待しています。
(新刊JP編集部/金井元貴)

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