金正恩が遵守する「金正日の遺言」全文公開(2)北のミサイル迎撃はできない (2/2ページ)
それでも核開発の資源とされる原油の供給源と名指しされた中国の腰は重い。北朝鮮のミサイル発射は批判したが、米国を念頭に単独制裁や軍事行動には反対しているのが現状だ。
国際社会が一枚岩にまとまらない状況をあざ笑うように、正恩氏は「火星15」の発射実験成功を表明して、
「ついに国家核武力(戦力)完成の歴史的大業、ミサイル強国の偉業が実現した」
と高らかに宣言した。本当に「完成」したのか、その真偽は不明ではあるが、現時点で日本が弾道ミサイルに対応するのは難しい状況にあるという。
「日本は迎撃するなどと言っていますが、正直、厳しい。弾道ミサイルはマッハ20以上の速さで飛ぶ。日本の迎撃ミサイルはせいぜいマッハ3か4。それで当たるわけがありません。日本はハワイでミサイルを撃ち落とす訓練をやっていますが、失敗のほうがはるかに多い。この事実は報道されていません」(防衛省関係者)
北朝鮮情勢が緊迫の度合いを強める中、12月上旬に日本政府は敵基地攻撃が可能な戦闘機用の巡航ミサイルを導入する方針を固めた。やりたい放題の北朝鮮に対する抑止力強化につながればいいのだが‥‥。