野村沙知代さんの愛称「サッチー」の名付け親は中居正広だった

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野村沙知代さんの愛称「サッチー」の名付け親は中居正広だった

 元プロ野球監督、野村克也氏の妻でタレントの野村沙知代さんが8日、都内の病院で亡くなった。85歳だった。

“サッチー”の愛称で親しまれた沙知代さんは1978年、野村氏と結婚。野球人の夫を支える一方、90年頃からタレントとしても活躍。「笑っていいとも!」(フジテレビ系)にレギュラー出演し、歯に衣着せぬ発言で人気を博した。

 96年には新進党から衆院選に出馬したが落選。その際、経歴詐称疑惑を告発された。99年には舞台で共演した剣劇女優の浅香光代と批判合戦を繰り広げ“ミッチー・サッチー騒動”として連日のようにワイドショーで報道された。

 02年、脱税事件の有罪判決を機に芸能活動を休止。しかし翌年には芸能界復帰を果たし、バラエティ番組などに出演していたが、ここ数年はテレビ出演の本数は少なくなっていた。

 波乱万丈の生涯を送った沙知代さんだが、“サッチー”という愛称の名付け親は意外と知られていない。エンタメ誌記者が振り返る。

「08年11月17日、中居正広の主演映画『私は貝になりたい』の特別試写会が行われ、中居らが舞台挨拶を行いました。会場には野村夫妻も訪れ、上映後、取材陣から中居についてコメントを求められた沙知代さんは『あの子とはね、笑っていいとも!で共演したのよ。そのときに彼がサッチーって言い出したのよね』と、“サッチー”の命名者は中居であることを明かしたのです」

 残念ながら、もう「サッチー」と話しかけられないことを、中居も残念がっているに違いない。

(石田英明)

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