ズルいほどにかっこよくて野心家。中島健インタビュー (2/3ページ)

マイナビウーマン

『俺、何やってんだろ』って」

ましてや2つのことを両立するのは、思ったよりも簡単じゃない。せっかくはじめた劇団での活動も結局やめることになってしまった。ちやほやされたい――そんなちっぽけな気持ちが野心に変わったのは、彼がある決断をしたから。

「『このままの生活をずっと繰り返していても、何にもなれないよな』って正直思ってた。だから僕、今の事務所に入ることになったタイミングで大学を休学したんです。もう一回本気でお芝居やろうって決意したから」

人生にはリスクヘッジがほしい。やりたいことをやるにしても、大学はちゃんと通っておかなきゃ。だって、転ばぬ先の杖がないと怖いから。少なくとも私が大学生のときはこんな保守的な感情でいっぱいだった。

休学という決断に不安はなかったのかと聞くと、彼は強気で得意げな笑みを浮かべながら「なかったですね」と迷いもなく言ってのけた。その反応、かっこよすぎて反則だ。

「親からは大学に行きながら活動したほうがいいって言われてたけど、そのときは自分が今やりたいことに専念したいって強く思ったんです。このままじゃ、仕事も学校も中途半端で終わってしまうような気がしたから、もう迷いなんてなかった」

本気だからこそ、楽しくて悔しい。

モデルと俳優、マルチにこなす中島健が今いちばんやりたいこと。それこそが芝居だという。その負けず嫌いな感情が嫌というほど伝わってくる彼は、俳優としてどんな人を目標にしているのだろう。

「よく聞かれるんですけど、実は目標にしてる人っていないんです。かっこいいなと思う俳優さんは、言い出したら止まらないくらいいますけど」

目標はあえて置かないのが中島健流。その理由を聞くと、野心たっぷりの言葉が返ってくるもんだから、私はまたぐっと心を掴まれた。

「だって、一緒になりたくない。たとえば『誰かを目標にして憧れてます』って言ったら、その人を真似してしまうような気がするんですよね。外見もそうだし、芝居だって人と被るのが好きじゃないんです。いつだって自分は自分で、自分らしくいたいから」

でも、そんな彼も悔しさを味わった出来事があった。

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