性犯罪者の脳に埋め込み刺激を与え、性衝動を抑制するデバイスが開発中(米研究) (2/3ページ)
「脳深部刺激療法」を応用した本デバイスはそのためのものだ。
現在、パーキンソン病の治療に用いられる脳深部刺激療法デバイスは存在する。しかしこれはあらかじめ入力されたプログラムに従って、決まった時間に決まった間隔でしか脳を刺激することができない。
そこでハルパーン博士は脳のシグナルに反応してデバイスが作動するようプログラムの開発を試みている。
「今のところ、危険な衝動を抑制するための反応式神経刺激介入法は存在しません。パルスの引き金として利用できる特徴的なシグナルの記録に成功していないからです」
「我々は2つの異なる行動の直前に似たようなシグナルを観察しました。マウスの場合は餌、人間の場合はお金と、どちらも報酬を獲得するよう意図されたシグナルで、それに繰り返し暴露した個人はきわめて過敏になっています。この事実は、シグナルが多くの衝動的行為に共通のものであり、それに盲目的になってしまうことを示唆しています」
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とは言え、人間の衝動は正常なものである。食料、性行為、睡眠、防衛など、報酬に対する感情を具体的な行動に変換する役割がある。
特定の衝動だけ抑えられればよいのだが、生命活動を維持する上で必要不可欠な衝動を強く抑えてしまった場合に、健全な日常生活が送れるのだろうか?
不安な一面もあるが、正しく機能すれば救われる人も多いだろう。