【世界の街角】イタリア・トスカーナの古都シエナで中世の香りがする歴史地区を歩く (2/2ページ)
そんなレースの舞台となるカンポ広場は、中世の広場としてはヨーロッパ最大級のもの。扇状に広がる広場はよく見ると9分割されており、これは中世に9人の議員が政治を司っていた事を表しています。

広場に面して建っているマンジャの塔は高さ102メートル。14世紀の半ばに建設されたもので、完成当時はイタリアで最も高い建物でした。現在でもトスカーナにおいては最高の高さを誇るマンジャの塔。上に登れば、シエナ色一色に染まった中世の街並みを楽しむ事ができます。

シエナへ行ったら、威厳ある大聖堂を訪れるのも忘れずに。繊細な装飾が施された正面のファサードは、イタリアで一番美しいと言われています。

ここで目を引くのが、大聖堂脇にある謎の壁。実はこの壁、14世紀前半に大聖堂を拡張しようとしたまま放置されたものなのです。この壁は完成後にはファサードになる予定だったとか。

設計ミスや資金不足、ペストの流行に阻まれ全体は完成しなかったものの、建設された側廊の部分は現在では付属美術館として利用されています。
中世の雰囲気が漂い、ただ歩いているだけでも楽しい町シエナ。迷路のような旧市街を散策しながら、この町が辿ってきた歴史の息吹を感じてみてください。
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