頂上決戦、紫紺の2番。4年生HO朴成浩の狂気と「死ぬ気」。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

「だから自分たちの代から、そういうことを言うのはやめよう、と徹底しました。いま、陰で不平や不満を漏らす者は一切いないと思います。(そうだからなのか)下級生から、『4年生、頑張ってください』と言われることも増えました」

 その一方で、自身は大学選手権に入ってプレータイムが短かったことに心中穏やかではなく、「もっと出せや。こっちは元気あんのや、と思っていました」と茶目っ気たっぷりに言った。

「あくまで心の中で、ですよ」

 クライマックスを迎えようとしているチームは、これまで以上に結束を固くしている。準決勝・大東大戦の先発メンバーから新しくスターターに加わったのは、自分だけではない。3番に、同じ4年生の吉岡大貴が入った。こちらの起用も、朴に2番を任せるのと同じ理由からだ。

「吉岡もセットに自信を持っている。一緒に途中出場することも多かったので、やりやすい。メンバーに4年生が増えたので、熱い戦いをやりたいですね」

 いまのところ、来年も大学に残る予定だ。時間を見つけてオーストラリアに渡り、ラグビーと語学の勉強をする希望も持っている。

「そんな感じですから、決勝は30分で死んでもいいつもりで、最初から全力で飛ばします」

 決戦の日、刺客の目をした男は、秩父宮にドスのきいた声を響かせる。背番号2の狂気が、紫紺の魂に火をつける。

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