オゾン層が回復していることを確認。南極上空のオゾンホールが閉じつつあるとNASAが発表 (2/2ページ)

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 現在はモントリオール議定書によって使用が規制されているフロン類であるが、当時はスプレー、冷蔵庫、エアコン、梱包材など、幅広く利用されていた。これが成層圏に上昇し太陽の紫外線で分解されると、塩素原子を放出し、オゾン分子を破壊してしまう。

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image credit:NASA


・オゾン層がほぼ回復するのは2060年から2080年頃

 2005年以降、NASAはオゾンホールの監視を続けてきた。オゾン層は気温が低いと減少するため、季節に応じて年間を通し変動している。このことが研究を難しくしていた。これまでの研究ではオゾンホールの大きさの変化を統計解析し、それが縮まりつつあると報告していた。

 今回の研究では、人工衛星でオゾンホールの化学成分を測定。ここから大気中のフロン濃度が低下したおかげで、穴の大きさが縮小していることが判明した。

 それによれば、南極上空の塩素濃度は毎年25ppt(1兆分の1)、すなわち0.8パーセントずつ減少している。よってモントリール議定書が発効して以来、オゾン層の破壊は20パーセント減少したことになる。

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紫・青の部分がオゾン層が最も薄い場所 image credit:youtube

 「フロンの寿命は50~100年で、長期間大気にとどまります」と研究チームの1人であるアン・ダグラス(Anne Douglass)博士は話す。「オゾン層がほぼ回復するのは2060年か2080年頃でしょう。それでも小さい穴は残っているかもしれません」

References:nasaNASA Goddard/ translated by hiroching / edited by parumo
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