秋津壽男“どっち?”の健康学「マスクは本当に風邪の予防になるのか。風邪をひいてからでもマスクは必要か」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 予防として、睡眠時のマスクも効果を発揮します。寝ている時の口呼吸によって、ノドがカラカラに渇き、喉頭痛や喉頭炎の原因となります。最近は就寝用の濡れマスクも売っていますので、マスクで乾燥ケアをしてみるといいでしょう。

 タクシードライバーのように密室でいろいろな人と接する職業の人や、満員電車で通勤する人も、マスク着用により風邪をひく可能性は低められます。

 マスクと合わせて風邪三大予防策も紹介します。

 まずは、うがいです。口の中をブクブクとすすいでから喉奥を洗浄するのがベストです。さらに、口内洗浄に緑茶を用いると、お茶に含まれるカテキンの抗ウイルス作用と殺菌作用が発揮されるほか、口臭予防や虫歯予防にもなるなど一石三鳥です。うがいの際はガラガラではなく「おー」という声を上げると、より奥まで洗浄水が届きます。

 また、室内の湿度を高めにすると風邪のウイルスを弱めることができます。加湿器があれば湿度を50~60%にすることでウイルスによる感染が高確率で防げます。加湿器でなくとも、室内で洗濯ものを干したり濡れタオルをかけたり、あるいは霧吹きをかける、などで加湿効果が得られます。

 デパートの販売員やホステスさん、あるいは訪問販売のセールスマンなど「マスク厳禁」のお仕事の方は、帰宅の際のうがいと加湿を心がけてください。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「マスクは本当に風邪の予防になるのか。風邪をひいてからでもマスクは必要か」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 1/18号“どっち?”の健康学秋津壽男マスク風邪カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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