12個の角の和を求められますか?油断大敵を地で行く問題! (2/2ページ)
五角形の内角の和は540°、六角形の内角の和は720°ということがわかりました。「あぁもうわかった。360°+540°+720°で求められるぞ。」と思っている人いませんか。本当にその式で求められるでしょうか。
最初の図を確認してみましょう。a+b+c+d+e+f+g+h+i+j+k+l の答えを求めるのでしたよ。
360°+540°+720° を計算してしまうと、〇と△と◎の角の部分も足してしまうことになりませんか。
360°+540°+720° の答えから、〇+△+◎ の分を取ってやらなければなりません。〇+△+◎ の値はいくらでしょう。
〇+△+◎=180°です。
ということは、a+b+c+d+e+f+g+h+i+j+k+l=360°+540°+720°-180° で求めることができます。
-答え
答えは1440°です。
答えはひとつですが答えの出し方は他にもあります。これが図形の問題の楽しさだと思います。
四角形、五角形、六角形の内角の和がわかると、なんだかほっとしてしまって余計な180°を引くことを忘れてしまいそうです。あなたは大丈夫でしたか?
難しそうに見える問題も、自分の持っている基本的な知識を利用して解けるという問題でした。次回はどのような問題にしましょうか。
(秒刊サンデー:わらびもち)