森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 すでにそこにある勤労者の未来 (2/2ページ)
プロ野球選手911人の中で、最高年俸の5億円を獲得しているのは、サファテ、メヒア、金子千尋の3人だ。そして、上位10%の一番下は、楽天の藤田一也内野手で、年俸1億1000万円。この上位10%が受け取る年俸は、すべての野球選手の年俸総額の54.1%に達している。つまり、上位10%の人間が半分以上の給料を持っていくというのが、創造型の仕事の特徴なのだ。
ちなみに、国税庁の「民間給与の実態」という統計によると、パートタイマーを含むすべての給与所得者の10%占有率は25.5%にすぎない。
所得の一極集中は、芸能人、作家、画家、音楽家、デザイナーなど、すべての創造的職業につきものだ。サラリーマンも、そうした超格差を覚悟しなければならない。