何が現実で何が虚構なのか信じられなくなる、テレビセットの舞台裏

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何が現実で何が虚構なのか信じられなくなる、テレビセットの舞台裏
何が現実で何が虚構なのか信じられなくなる、テレビセットの舞台裏


 映画、TVやゲームなどで私たちが今まで目にしてきた映像の中には、たとえそれとは気づかなくても優れた視覚効果が使われているものが無数にある。

 しかも最近はリアルタイムで架空の映像を作り上げるハードウエアまで存在し、恐ろしく現実に近い景色を生み出している。

 この画像はその技術を使用した撮影風景の一部だ。現場に用意されてるのはちょっとした小道具や緑色の背景だけ。だが、右のモニターには実写と見まごうような映像ができあがる。

 俳優の動きに連動しCGの背景が即座に合成される驚きのテクノロジー。現実と虚構の境界を見失いそうな撮影風景が公開されていた。
Real-time Compositing Demo / UE4 On-Set Facilities / test 1

・モニター内に映るリアルタイムのCGセット

殺風景なセットにいる俳優。だが右のモニターでは部屋の中にいる
スクリーンショット-(55)
image credit:youtube

その奥の景色も自然に映りこむ。左のモニターには合成前の景色がある
スクリーンショット-(58)
image credit:youtube

移動すると別の部屋が。モニター内では大きなソファに座る俳優
スクリーンショット-(61)
image credit:youtube

CGセットの切れ目はなく実際にその場にいるようにしかみえない
スクリーンショット-(62)
image credit:youtube


・撮影中のチェックができてローコストに

 これはイギリスとスペインのマドリードのOSFチームが構築したリアルタイムVFX撮影セットのデモ動画で、バーチャルリアリティーや3次元環境、追跡カメラや色補正ソフト、ゲームプログラムなどから成り立っている。

 この先端技術によって、大きな緑色の背景と自動追跡カメラ、そして制御用のコンピューターがあれば、監督は撮影中でもモニター越しに俳優と合成された映像をチェックできる。

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image credit:youtube

 従来の撮影では後でCGを合成するため俳優の演技がファイナルカットに見合わず取り直しのロスが出ることもあった。

 だが、リアルタイムの合成でそのロスが減るため、高価な機材が必要でも結果的にはローコストになるという。

別のデモ。木の床で踊るシーンもその場で背景CGと合成される
Realtime Compositing Demo / 2nd Test / The Artist

レンダリングソフトOctanRenderによるライブVFX映像。
前景、背景、マット映像が合成される(左上)
Live VFX Octane Render

 まるでCGが現実に溶け込むような光景。技術の進歩で私たちの目に触れる映像はますます巧妙化しつつあるようだ。


via:sploid / youtube / onsetfacilitiesなど / translated by D/ edited by parumo
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