偽物でも神秘体験を得たという人が続出。「神のヘルメット」実験で強力なプラセボ効果が証明される(オランダ研究) (3/4ページ)
圧倒的に多かったのは、微かな体の感覚で、78.5パーセントが報告している。次いで強い体の感覚が30.1パーセント。それ以外に幻覚や時空の歪みといった体験が報告された。
30.3パーセントは実験中に気が散ったり、疑心が芽生えたと報告している。
注意したいのは、当日73.2パーセントが飲酒していたことだ。また飲酒と1種類以上の薬物を服用していたのは16.8パーセント、どちらの影響下にもなかったのは7.4パーセント、飲酒はしていないが、薬物を服用していたのは2.6パーセントだった。
報告の中には椅子の上に浮いているといったものもあった。以下は、被験者からの報告の一部である。
・ヘルメットのせいで体の自由がきかないような気がしました。頭がぐるぐる周り、目も回っていました
・強い重力か磁力によって頭が後ろに引っ張られました。元に戻そうとしたのですが無理でした
・椅子の感覚が消えて、椅子が倒れると、私は浮いていました。机が激しく揺れると、隣に暗い存在を感じました。そして私の耳に向かって何事かをささやくのです。ですが意味は分かりませんでした

・アルコールの影響よりもスピリチュアルへの関心に左右される
なお全体としては、アルコールによって結果が左右されることはなかった(血中のアルコール濃度検査および自己申告のケースで同様)。
それでも脳刺激に見せかけた方法に対して、被験者はさまざまな反応を示した。そして、そうした神秘体験と強い相関があったのは、宗教心ではなく、スピリチュアルへの関心であった。
今後さらに生態的に正当な文脈における高容量アルコールの影響について調査すれば、最終的な結論を導けるだろうと論文では述べられている。