牢屋暮らしに島流しも経験、江戸時代の絵師で芸人さん「英一蝶」の波乱万丈すぎる人生 (2/3ページ)
英一蝶「朝暾曳馬図」
破門をされても画業はつづけますが、画業の他にも俳諧や書にも興味をもちマルチな才能を発揮していきます。この頃、かの松尾芭蕉とも親交がありました。
江戸時代の絵師の中には、尾形光琳や歌川国芳、河鍋暁斎(活躍は明治ですが)をはじめ、実に豪快で破天荒な性格、暮らしぶりをしていた絵師が少なくありませんが、一蝶もそのひとり。江戸時代の歓楽街・吉原遊郭で遊ぶのが大好き。足しげく通います。
芸人としての才能まで開花ただ、一蝶は遊郭で楽しむだけではありません。吉原遊郭で自ら芸人としても活躍。その芸の腕は逸品で、絵画、俳諧、書道などの芸術分野の枠を超えた才能を発揮します。才能ある者のもとにはさまざまな人間が吸い寄せられるわけで、一蝶は大名や豪商、芸術家など多方面の人とも親交が多かったといいます。

