最愛の人がここにいるの。飼い主の墓から離れようとしない犬がまたここにも(アメリカ)
飼い主をただ一人の主人として亡くなった後も慕い続ける犬たちの姿はいつも私たちの心を打ち震わせる。
これまでも、亡き飼い主のお墓に足繁く通う猫や、墓守のようにそこを離れない犬たちのひたむきな愛情を伝える物語は折に触れお伝えしているが、先日またしても、アメリカで、高齢で亡くなった飼い主の墓から離れようとしない犬の姿が撮影された。
その犬の名はディーテ。彼女の最愛の飼い主は86歳でこの世を去ったが、小さなディーテは5年間を共にした彼女のことが忘れられず墓石から去ることを拒否してしまうのだ。
Loyal dog refuses to leave owner's grave
・故人の身を案じていたディーテ
彼女の飼い主は2017年の9月末にこの世を去った。残されたディーテは故人の娘であるテリーザ・モリーニさんに引き取られた。
生前の故人はほとんど家の中でディーテと一緒に過ごしていた。だが、たまたま家を離れた時に亡くなってしまい、ディーテは長らく姿の見えない飼い主を案じていたようだ。
・飼い主の墓から動かなくなったディーテ
11月になり、テリーザさんはクリスマスのリースを母の墓に飾るため、夫と共にディーテを連れてニューヨークの墓地に行った。
ディーテは初めて飼い主の墓を目にし、悲し気な顔でそのかたらわに座り込んだ。明るい性格の彼女が何かを悟ったように静かになった。

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そしていざ帰る頃になると、ディーテが墓石から動かない。2カ月たっても最愛の飼い主が恋しい彼女は、その下に眠る彼女に寄り添おうとしているのだ。
最愛の主人を慕い続けるディーテ。テリーザさんと彼女の夫はその姿に心を痛めたが、いつまでもここにいるわけにもいかなかった。
すると渋々ながらディーテがその場を去り始めた。とぼとぼと2人が待つ車のほうに向かい、テリーザさんも「いい子ね!」と声をかけた。

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しかし彼女は向きを変え、また墓石のそばで立ち止まってしまう。
「ディーテ、もう行かなきゃ。こっちにおいで」と優しく声をかけるも、彼女はそれに従うことができない。

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再び墓の隣に留まる彼女。テリーザさんはやり切れない想いに涙しながらディーテを呼び続けた。
そこでようやく立ち上がったディーテ。これで戻ってくるかと思いきや、さらに向こうに行って座り込んでしまった。彼女はどうあってもここにとどまるつもりなのだ。

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・両親の墓に並ぶディーテに涙
その後ディーテは車に運ばれ帰宅した。この出来事についてテリーザさんは「ディーテは永遠の主人をもつ犬です」とコメントしている。だが今回の墓参は彼女にとっても非常に辛い出来事だった。
テリーザさんの父親はもっと早くに他界している。父親の墓の横にできた真新しい母親の墓。その隣に座り込む悲しげなディーテの姿。その光景に彼女も胸が締め付けられる思いだったのだ。
・いつの日か笑顔が戻る日を
スラブ語で「小さな」を意味するディーテ。その名の通り小柄な彼女を愛し続けた故人は永遠の眠りについてしまった。
この映像はメディアを通じてフェイスブックユーザーの間でもシェアされた
ディーテはその後も墓地に行くたびに墓に駆け寄り、一歩も動けなくなってしまう状態が続いているという。
ディーテが生来の明るさを取り戻すのは容易なことではないだろう。だが、テリーザさんとの新たな日々の積み重ねが癒しとなり、いつの日か笑顔が戻る日が来るはずだ。
via:cetusnews / metro / her / facebook / youtubeなど / translated by D/ edited by parumo