アメリカの黒歴史。生まれてすぐに引き離されお互いの存在を知らされず育てられた非情なる三つ子社会実験 (3/4ページ)

カラパイア




・養子をもらった家族にも三つ子であることは知らされていない

 養子をもらった家族の側には、子供が発達に関する研究に参加していることが説明されただけで、三つ子という事実は一切告げられていない。

 それ以来、三つ子は観察の対象となってきた。1年に1度、各家族は評価のためにマンハッタンの子供発達センター(後に家族児童サービスのユダヤ人委員会と合併)を訪れ、試験と面接を受けた。

 「デビッド」の養母であるクレア・ケルマンは、ドキュメンタリーの中で、彼が何かが欠けていると感じていたと明かしている。

デビッドはずいぶん早く話し始めました。彼が目を覚まして、『僕には兄弟がいるんだ』と言っていたことを覚えています。

兄弟がいるという想像をしているんだと思っていました。後になってから分かったことですが、三つ子は全員が幼少時に分離不安を発症してたようです


・再会後、悲惨な運命をたどったエディ

 真相が発覚して家族は激怒したが、できることはあまりなかった。法に照らしても、ノイバウアー医師らの非倫理的な実験は違法にはならないようだった。

 悲しいことに、「エディ」は酷いうつを発症し、33歳の若さで命を絶った。

 現在、「ロバート」と「デビッド」はユダヤ人委員会に対し謝罪と賠償ならびに研究に関する文書の公開を求めている。

 ドキュメンタリーにおいてユダヤ人委員会はコメントを控えたが、ワシントンポスト紙上に声明文を掲載した。

ユダヤ人委員会はピーター・ノイバウアー医師の研究を承認していない。
「アメリカの黒歴史。生まれてすぐに引き離されお互いの存在を知らされず育てられた非情なる三つ子社会実験」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る