都市の巨大化、技術革新。未来を作り上げていく4つの潮流 (2/2ページ)

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 ウォール氏によれば、新世代は家や車といった従来のステータスシンボルにそれほど拘っておらず、同じ場所や仕事に留まる必要性も感じていない。

 企業は性能にあまり頓著しない消費者世代にアピールできる製品作りをしなければならない。それは「雇用を変え、マーケティング方法を変え、ビジネスの基本も変える」ことになる。


・超グローバリゼーションによって製品の製造と輸送に革命

 現在、製品の製造プロセスには非効率が満ちている。一般に、製品は一ヶ所で設計され、世界のどこかで製造してから、世界各地に出荷される。

 だがこの間、世界の原油の5パーセントが費やされる。その後も売れるまでどこかで保管しなければならない。

 マルチジェット3Dプリントはこれを根底から覆すだろう。「今後の世界では、アイデアやインターネットのビジネスモデルばかりか、物理的な商品まで迅速化される」とウォール氏は話す。

 その世界では、商品はデジタルデータとして使用地に置かれた3Dプリンターに送信され、そこで需要に応じて必要な分だけがプリントされる。もはや輸送や保管をする必要はない。

 もちろん、これに伴う問題も発生する。政府は輸出入の関税を再検討しなければならなくなる。

 付加プリントが登場したために、こうした未来はすぐそこまで来ている。そして政府もそうした時代に対応するための方法の考察を進めている。


・技術的イノベーションが加速

 「技術は直線的に進歩するものではない」とウォール氏は言う。処理速度は指数関数的に上昇し、この類の技術の製造コストもまた低下している。「10年後の携帯電話は10倍強力になっているどころか、10億倍も強力になっている」のはそのためだという。

 変化の速度が加速しているのはハードウェアだけではない。技術的イノベーションは新しいビジネスモデルや就業モデルへと我々を誘う。

 製品をデジタルで輸送し、印刷するようになれば、課税や著作権の問題への対策として、ブロックチェーン技術がそうした流れを追跡する手段となるだろう。

「あなたに今あるものと、あなたが潜在的にできることの力を考えてみることだ」とウォール氏は語る。

References:Introducing HP’s New 2018 Megatrends, and how they’re shaping our world/ written by hiroching / edited by parumo
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