二度と見られない「お蔵入り“艶”シーン」大全(3)<直撃ヒロイン・「あさま山荘」事件に消えたフラワー・メグ「脱出」> (2/2ページ)
それと、黒人を差別するようなセリフがあったのも問題になったと聞きました」
確かに作中、メグが火炎瓶を持って機動隊に立ち向かうなど、反体制的要素を加えた演出はあった。また、同年に公開された「鉄輪」(新藤兼人監督、ATG)も性描写の強烈さで当初配給先が決まらないなど、映画界は価値観に揺れていた時期ではあったのだ。
もっとも、そのおかげでメグが演じた渾身のベッドシーンも封印の憂き目にあったのだが、
「幼なじみのピートマック・ジュニアが脱出する前日、という設定だったかな。その頃は、アクション映画にも濡れ場が必要だったんですよ(笑)。流れとしては、シャワールームで幼なじみの2人がじゃれ合うように絡み、そしてベッドに移ってメイクラブ‥‥という感じですかね」
撮影当時のグラビア誌では、シャワールームで泡だらけになってじゃれ合うパンティ1枚の彼女とピート。また、ベッドルームでは彼を深く受け入れながら、恍惚の表情を見せるメグも見られる。小柄だが均斉の取れたボディは、70年代初期のヌード女王らしい悩ましさである。
「セクシー? カメラマンさんが上手なんじゃないですか(笑)。私、脱ぐことに緊張はしないんですよ。ただ、監督を信頼しているだけで‥‥。そんなところが開けっ広げと思われたのかもしれませんけどね」
世相に封印された幻の映画とメグのみずみずしい肢体。幅広い形での公開とソフト化を望むファンも多いのではないだろうか。