「野球選手になるにちがいない」自信が叶えた夢。広島カープ・九里亜蓮インタビュー (2/2ページ)
「あの人がいなかったら、野球は続けていないと思う。当時の自分に声をかけるとしたら、僕も同じことを言うでしょうね。夢は持ち続けてがんばってくれ、と」
どうせ私たちとはかけ離れた世界の人間の、学生時代の話でしょ。そう他人ごとに思う人もいるかもしれない。だけど大人になった今だからこそ、このエピソードから感じることは多い。
何かを諦めることは簡単だし、大人になると「諦める理由」を考えるのがうまくなる。私たちはいつの間にか、諦め上手になっている気がする。
だけど本当はやりたい仕事があるし、誰にも言えない夢だってある。一度きりの人生、九里さんみたいに「絶対にやってやる」くらいの自信を持ったら、きっと叶えられるかもしれない。この取材を通して、そんな小さな勇気をもらうことができた。
「今の夢は、球界を代表するピッチャーになること。そのためにはいろんな目標を達成しなきゃいけないので、がんばるのみです」
そのまっすぐな言葉を聞いて、この人はまたひとつ夢を叶えるんだろうなと確信した。私だって負けたくない。勝負する世界はちがうけれど、叶えたい夢は諦めずに持ち続けてやろうと、小さなわたしはひとり胸に誓った。
(編集・文:高橋ちさと/マイナビウーマン編集部、撮影:前田立)