ニッポンの「超大作映画」秘史が全部わかる!<直撃1・黒沢年雄「日本のいちばん長い日」> (2/2ページ)

アサ芸プラス

── 当時、大人気シリーズ「ウルトラセブン」(67~68年、TBS系)の主役に、という話もあったそうで。

黒沢 ありました。それを藤本さんが「映画で大成させたい」と断ってくれた。

── さて本作は、東宝創立35周年記念作品であり、50年前の金額で4億円を超える配給収入の特大ヒット。これを機に、毎年8月に戦争大作が公開される記念碑的な一篇となりました。

黒沢 これがハワイでも公開され、僕もキャンペーンで初めて行って、大歓迎されたことを覚えている。

── 近年になって明らかになりましたが、公開された年の12月29日、昭和天皇もご覧になったそうです。

黒沢 ええっ! それは知らなかった。僕にとって財産となった映画だから、それは光栄なことです。

── ところで黒沢さんは「ノストラダムスの大予言」(74年、東宝)という制作費6億5000万円の超大作でも主演されています。

黒沢 あったねえ。恋人役の由美かおるさんが裸になったシャシンだ。

── 残念ながら現在は、再上映もソフト化もされない幻の作品となってますが。

黒沢 そうなの? それはどういう理由で?

── 人肉食いや核戦争後の新人類登場のシーンが問題視されたとなっています。

黒沢 いや、知らなかった。

── そして「日本のいちばん長い日」は、15年にリメイクされ、16年に大ヒットした「シン・ゴジラ」(東宝)の設定にも影響を与えたほど、不朽の名作とされています。

黒沢 もう今は作れないだろうね。それくらい、すごいキャストだったと思う。

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