3月まで大学生。サンウルブズ野口竜司、初陣の「修正点」語る。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

 自陣中盤右中間での相手ボールスクラムから、自身の立っていたサイドに球が回る。レベルズのインサイドCTBであるリース・ホッジはやや右寄りの位置でボールをもらい、サンウルブズの飛び出す防御をひきつけながら左横のSO、ジャック・デブレツェニへパス。デブレツェニは目の前のスペースを駆け、右側で待つWTBのジャック・マドックスに大きく振る。間もなくスコアは10-25と広がってしまった。

 ここで相手の対面にトライされた格好の野口は、強烈なタックルをいなされたアウトサイドCTBのウィリアム・トゥポウとともに極端に前がかりな位置へ上がっていた。相手との間合いを詰めてプレッシャーをかけるためだったが、デブレツェニの投げた楕円球はその背後を通過。痛恨のトライが決まる場所へは、必死に駆け戻るしかできなかった。

 この一連の動きについてだろう。野口は記者団を前に、こんな言葉を残した。

「ノミネート(誰が誰をマークするかの確認)がずれていたところもあって」

「(チームの判断として)もう1個、(向かって右側に)詰めるのかと思ったのですが、あそこは詰めても外に(マドックスらが)余っていた」

 ここでは、飛び出す際にトゥポウやインサイドCTBの中村亮土らに声をかけておくべきだと思ったようだ。自分がマドックスのチェックに集中してもいいように、守備網を整えながら前に出るべきだとした。

 野口の身上は、「(チームのすべきプレーを)理解したうえで、理解したことをプレーに出せれば」である。競技理解への意欲に定評があり、そのためプレーを分析する言葉は緻密だ。

 初のスーパーラグビーの舞台で肥やしを得た野口は、現在、チームの南アフリカ遠征に帯同中だ。現地時間3月10日の第4節(対シャークス/ダーバン・キングスパークスタジアム/●22-50)ではベンチから外れたが、続く同17日の第5節(対ライオンズ/ジョハネスバーグ・エミレーツエアラインパークスタジアム)での出番はあるだろうか。

(文:向 風見也)
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