訃報。ホーキング博士が死去。享年76歳 (2/4ページ)

1963年、21歳で筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断される。2013年に出版された自伝『ホーキング、自らを語る』では、当時を回顧して「人生が終わった、自分にあると感じていた可能性が実現することはないのだと思った」と述べている。
「だが今やそれから50年が経ち、私は自分の人生にとても満足している」
当時医師は余命2年と診断したが、ホーキング博士はケンブリッジで天文学の研究を志し、アインシュタイン以来の最大の理論物理学者の1人と言われるまでになった。
数々の名誉学位を授与され、1982年には大英帝国勲章まで贈られた。

・名著「ホーキング、宇宙を語る」
しかし彼の名声を不動のものとしたのは、名著『ホーキング、宇宙を語る』だろう。
実は1988年にバンタムプレスによって出版されるまで、20社以上もの出版社に断られている。にもかかわらず、物理学と宇宙の始まりを一般向けに平易に解説した本書は大成功を収め、237週に渡りサンデータイムズ紙のベストセラーリストに載り続けた。
ほとんどの人が知る彼は、車椅子に座る人物だろう。1985年以来、彼はずっと頰で操作するマシンボイスで人々に語りかけてきた。