天才テリー伊藤対談「須藤凜々花」(2)結婚はできないと考えたのはなぜ? (2/2ページ)
‥‥お母さんの恋愛と別れを見てきたからでしょうか。「あんなに仲がよくても、結局は別れてしまうんだ」みたいな気持ちが、どこかにあったからかもしれません。
テリー ああ、そう思ってしまうと、つらいね。お母さんが最初に彼氏を連れて来たのはいつ?
須藤 小学校5年生の時です。でも、あんまり長続きしなくて、いちばん長くても3年ぐらいで。
テリー そうかァ、大変だな。そういう時、その人のことは何て呼ぶの?
須藤 最初は名前を呼び捨てにしていたんですが、男の人とママに「パパって呼んで」って言われて、「パパ」と呼んでました。すぐいなくなっちゃうから悲しかったんですけど‥‥。
テリー そうか、でもお母さん、いい人なんだな。別れたら絶対自分も傷つくことがわかっているけど、娘と息子のために「今度こそ幸せな家庭を作るぞ!」と思っているわけじゃない。それって、けっこうできることじゃないと思うよ。
須藤 確かにそうですね。だから大人になった今、そのすごさを日々実感しています。お母さん、本当にいい人で、優しいので。
テリー 偉いね。そんな家庭環境で、反抗期とかはあったりしたの?
須藤 それはなかったんですが、大学に行かずにAKBのオーディションを受けたことが、一番の反抗だったかもしれないです。